2011年02月24日
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ヤマトは(ほぼ)全エピソードがボトルショーだった

Written By: トーノZERO連絡先

「反射率0.39%は届いたが、じっくり聞いたと言うにはほど遠いので、感想はまたあとで」

「分かった」

ボトルショー問題 §

「ボトルショーとは物語の中間に挿入される物語で、あってもなくても大差ない話である」

「たとえばビーメラ星だね」

「そうだ。あの星はどこにあったとしても、話の流れとしては大差ないし、あっても無くても結末に影響しない」

「うん」

「実はヤマトのエピソードのほとんど全てはボトルショーといえるのだ」

「どういうこと?」

「だからさ。赤錆びた鉄の塊という虚構を脱ぎ捨てて、放射能除去装置を受け取るために宇宙に旅立つという部分だけが必須の条件であり、後はいくらでも組み替え可能な物語ということだ。あとは、目的地であっとびっくりの展開が必須だが、それはびっくりするだけでいい。内容は一切問われない」

「どうしてそこまで言えるの?」

「石津嵐版からひおあきら版、はては冒険小説までを含めてヤマトだと承認するなら、そういうことになる」

「そうか」

「だから、SPACE BATTLESHIP ヤマトもその広義のヤマト世界にすっぽり収まる。極めて忠実なヤマトなんだ」

目的地すら §

「そうなると七色星団もガミラス本星も飛ばして大差ない話ということだね」

「ボトルショーってことだね」

「それどころか。イスカンダルすら必須では無いことになるぞ」

「そうだ。事実最初に映画が公開されたとき、イスカンダルの映像は差し替えられていたのだ」

「スターシャ死亡編だ」

「ストーリーがまるで違ってしまうが、それでも問題なかった」

「それすらボトルショーだった、ということだね」

「だからイスカンダルもスターシャも実はどうでもいい。単にメッセージが届くことに意味があったんだ」

「送り主の実在や生存はどうでも良かったわけだね」

「それどころか、放射能除去装置の実在すらな」

「メッセージさえあればいいわけだね」

「そうだ。だから、単純に放射能除去装置をくれる話は実はほとんど無い」

「そうか。テレビでも部品をもらって帰路に組み立てる訳だね」

「だから、テストで酸欠になって雪が死ぬという展開が避けられない意外性として残る」

「放射能除去装置なんて無いという設定に比べると意外性が少ないけど、やはり意外な展開があるわけだね」

「そこはやはり意外性が重要な部分であり、書き手ごとに解釈をいれていい場所なのだろう。というか、予想通りの結末では刺激が無いから書き手ごとに工夫を入れるべき場所だろう」

「その結果として無数のヤマトが生まれるわけだね」

「ヤマトからヤマトに受け継がれる大ヤマトの息吹は永遠に終わることが無いのだ」

「わはは」

「大といってもグレートじゃないぞ」

「分かってるよ、佐渡先生」

オマケ §

「グレートで『分かる』といえば」

「『分かる』と言えば?」

「だけど分かるぜ、燃える友情♪」

「なんか違うグレートだ」

「オレはグレート、グレートマジすかー♪」

「それのどこがヤマトネタなんだよ」

「実はヤマトの30分前にやってた(東京の場合)。別の局で」

「それで?」

「グレートのED聞きながらモノクロテレビのある2階に駆け上がったものさ」

「ほとんど意味ねえ」

オマケレンズマン §

「ちなみに、グレーレンズマンはグレートレンズマンと多くの人に誤解されていた」

「グレートの影響がいかに強大だったかということだね」

「ところがおいらはほとんどグレートの中身を憶えていない」

「ヤマートの影響がいかに強大だったかということだね」

オマケ板 §

「一生懸命グレートを思い出した」

「何か思い出した?」

「板だ。胸が板」

「貧乳ってこと?」

「それはビューナスエースが怒るぞ。おっぱいミサイル発射!」

「あれれ」

「そうじゃなくて、胸が板なんだよ。グレートは」

「は?」

「ブレスト板っていうだろ?」

「それはブレストバーンだ」

「バンプレストもびっくりのオチだね」

ボロオマケ §

「結局おいらはボロット派であったということだ」

「人気がある割に、マジンガーでのボロットは居場所が少ないわけだね」

「だからヤマトに流れるわけだ」

「どうして?」

「アナライザーは居場所が多いからさ」

「そうだね。第1艦橋に席があって、佐渡の酒の相手ができて、真田の道具として活躍して、あとは森雪の下僕」

アナオマケ §

「そうだね。第1艦橋に席があって、佐渡の酒の相手ができて、真田の道具として活躍して、あとは森雪の下僕」

「君なら、どの立場がいちばんいい?」

「森雪の下僕!」

「……」

アナオマケ2 §

「そうだね。第1艦橋に席があって、佐渡の酒の相手ができて、真田の道具として活躍して、あとは森雪の下僕」

「君なら、どの立場がいちばん美味しい?」

「味があるのはやはり酒だろう」

「そうか」

「いやまて。ガミラスの海も味見しているかもしれない」

『カナリ酸ッパイゾ。ダイタイph3グライ』

「かなりアバウトなアナライザー、来た」

「でも無理。舌が解けちゃう」

『報告シマス。海ハ舌ガトロケルヨウナ味デシタ』

「第3艦橋が解け落ちたぞ!」

「アナライザーの舌もな!」

「ところでアナライザーの口ってどこ?」

「あ……」

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