「以下は、かなり前に書いたが、出番を見失って遅くなった」
「短かったからね」
「SPACE BATTLESHIP ヤマトの公開後にその件を書き足してもまだ短い」
本文 §
「実は大きな見落としがあった」
「アナライザーの最期?」
「そうだ」
「でも復活編でも生きてるよね」
「さらだば」
「というと? 佐渡と一緒に被弾してやられちゃうのと違うの?」
「ロードショー責任編集のムックに載っているアフレコ台本では違うのだ」
「ええっ!?」
「古代が都市帝国を脱出したとき、アナライザーは救命艇で被弾した機体のパイロット達を救出しているが、攻撃を受けて救命艇も吹っ飛ぶ。これがアナライザーの最期だ」
「それは実際の映像と違うね」
「ここに掲載されたのは、実際の映像より長いからな。実際の映像にないシーンも多い」
「なるほど」
「しかも、幻の零号フィルムにも含まれないようだ。作画に入る前にカットされたのだろう」
「そうだね。作画上は既に佐渡の死とセットだ」
「しかし、これだけ時間が経って、まださらばに見落としがあったとは驚きだ」
再びアナライザーの最期 §
「SPACE BATTLESHIP ヤマトでも、アナライザーの最期が描かれる」
「うん」
「この展開はアニメのヤマトには無い」
「そうだね」
「でもさ。都市帝国の突入戦の前の段階で佐渡と一緒に死ぬのではなく、突入戦の中で敵にやられて死ぬと思えば、タイミング的にはこの映像にならなかった展開と近いタイミングなんだ」
「なるほど」
オマケ・アナライザーの最初 §
「短いから強引に書き足すぞ」
「何を?」
「松本アナライザーは2199年製だ」
「かなり新しいね」
「やんちゃ坊主という感じだ。スカートめくりしそうな初々しさだ」
「そうか」
「でも、SPACE BATTLESHIP ヤマトになるとガミラス侵攻以前に作られたコスモゼロの一部だからかなり古いことになる」
「そうか。スカートめくりしない自制心があるわけだね」
オマケ・もしアナライザーがあのアナライザーの性格なら §
「古代サン。宇宙戦艦ヤマトニ志願シタッテ本当デスカ?」
「本当だよアナライザー」
「戦艦勤務ハ初メテデハアリマセンカ?」
「そうだけど?」
「コスモゼロト違ッテ女性モ大勢イマスカ?」
「もちろんさ」
「デハ、私ヲデキルダケ低イ位置ニ装着シテ女性ニ接近シテクダサイ」
「どうするんだよ」
「私ガ、スカートノ中ヲ盗撮シマス」
「何いってんだおまえ」
「デハ中止シマス」
「まて、やめるな。誰にも言うなよ。こっそりやれよ」
「ハイ」
しかし、まだヤマト艦内の女性が全員ズボンファッションであることに気付いていない古代とアナライザーであった。
「古代さん、何か企んでるんですか?」
「ぎくっ (アナライザーでスカートの中を盗撮なんて言えない)」
オマケ・もしアナライザーがあのアナライザーの性格なら2 §
「アナライザー起動! 自律モードで森雪のスカートをめくってくれ」
「リョウカイ、古代サン」
「頼んだぞ、アナライザー。全男性ヤマト乗組員の願いは君に掛かってるんだ」
「ショックのパー」
「どうしたロボパー、じゃなくてアナライザー」
「クロスカウンターノパンチ一発デ逆襲サレテ、バラバラニナリマシタ」
「大丈夫かアナライザー! ガイガーカウンター機能付きのおまえがカウンターで負けてどうする!」
「古代サン、早ク行ッテクダサイ。怒ッタ雪サンガ追ッテキマス」
「そりゃガミラスより怖い」
オマケ・もしアナライザーがあのアナライザーの性格ならIII §
「森君」
「はい、艦長」
「艦内では野菜が不足している。目の前の惑星で採取できないか調査してきてくれたまえ」
「なんで戦闘班の私がそんなことを……」
「なんとなく設定の都合上」
「分かりました。森雪、ビーメラ星にコスモタイガーで降下して調査を行います」
「いや、古代からコスモゼロを借りていけ」
「どうしてですか? 私のコスモタイガーはまだ飛べます」
「惑星の分析にはコスモゼロに搭載したアナライザーユニットが役に立つぞ」
「分かりました」
「コチラデハオ初ニオ目ニ掛カリマス。アナライザーデス」
「よろしくね、アナライザーさん」
「生活班長、ジャナカッタ、ブラックタイガーノエースサン」
「何よ」
「僕ト結婚シテクダサイ」
「きゃー、運転主になんてこと言うのよ」
「ワープ直前ニ、コノ腕デ雪サンヲ救助シタトキカラ愛シテシマッタノデス」
「あの腕にそんなエッチな意図が!」
「胸ノ膨ラミモ腰ノクビレモ、コノ腕ニ感触トシテ残ッテイマス」
「わ、分かったわよ。考えといてあげるからその話はあとでね」
「ワーイ。雪サントマタオ話シデキル。コレコソ最高ニ燃エル状況ナンデスネ、古代サン」
体よく厄介払いされたことに気付かないアナライザー純情派であった。
オマケ・アナライザーの名台詞編 §
「アナライザーノ名台詞トイエバ……」
「トイウワケデ、スベテ『サン』デ終ワッテイマス」
「だからどうしたアナライザー」
「技師長。ゼヒ、必殺技トシテ『サンアタック』ヲ装備シテクダサイ」
「その意見には『サン』成できん。深宇宙を航行するヤマトは近くに太陽が無いことも多い。これでは日輪の力を借りられない」
「セメテ『サンバルカン』ヲ」
「却下だ。3人居ないとそもそもサンバルカンにならないだろ」
「デハ、『サンディーベル』ヲ」
「サンディーベルを装備して何ができるというんだ」
「スカートヲメクレマス」
本当に蛇足のオマケ §
「圧倒的な裏番組にやられたのは無限軌道SSXだけではない」
「ワンダービートSもだっていうんだろ?」
「ちがーう。レディレディ!!もだ」
「レディレディ?」
「そもそも、あまり面白くなかったけどな」
「じゃあ、なぜ話題にするのだ」
「レディレディはTBSで放送されてフジの怪物番組に負けた。面白いとか面白くないとか言う話ではない。裏番組があるからそもそも(自称)マニアは見ない (本物のマニアは見るが)。続編のハロー!レディリンはテレビ東京で放送されたが、これは良いエピソードは良かった。ダメなときはダメだったという印象があるけどな。強力すぎる裏番組の影響は脱したが、でもやっぱりあまり見られていない」
「それで?」
「黎明期のパソコン通信で、他にハロー!レディリンのファンは確かに居るが、これにこだわる人は極めて少ないことが良く分かった」
「恨み言を言いたいわけだね」
「違う。実は、念のためにサンディーベルOPをチェックしたのだ」
「どうして?」
「スカートはいてなかったらネタが成立しなくなるからだ」
「ははは」
「で、その時にサンディーベルOPの関連動画にハロー!レディリンのOPがあって懐かしくてつい再生してしまったのだ」
「なるほど。それを話題にしたいのだね」
「ちがーう」
「えっ?」
「実はハロー!レディリンの更に関連動画としてMy Lady Gwendolineという動画が出てきたのだ。中身はどう見てもレディレディ」
「どっかの国ではそういうタイトルで放送されたのか?」
「さあな。そこまでは裏付けが取れなかった」
「そうか」
「でもさ。グウェンドリンだぜ」
「なにそれ?」
「おそらくボンデージという分野では最も世界的に有名なキャラクターの名前だ」
「そんなに有名なの?」
「永野のりこの漫画にもひらがなで名前が書いてあったほどだ」
「グウェンドリンって、どういうキャラだよ」
「グラマーだがお馬鹿な美女のグウェンドリンが悪人に捕まってすぐボンデージ拘束具で拘束される作品だ」
「何が目当てか分かるな」
「しかし、あの清純なレディからグウェンドリンにつながるとは思ってもいなかったぜ」
「そうか」
「こういう変な話に会わせてくれる縁結びのヤマトに感謝だ」
「そうか?」