世田谷文学館・旅する絵描き いせひでこ展

　時間は無いが、なんと今日は入場無料だし、近いので世田谷文学館の旅する絵描き いせひでこ展に行ってきました。

感想・旅する絵描き いせひでこ展 §

　全く名前も知らない人ですが、見始めてすぐ凄いと思いました。これだけのものが見られるとは見事。

　いせひでこの絵は、人が主役ではない感じです。旅の中で見た光景を切り取っているからでしょう。更に言えば、目が単純化されて漫画チックですが、その代わりにポーズがダイナミックでまさに動いている事物を見て印象を得て描いている感じです。まさに「旅する絵描き」ならではなのでしょう。

　この特徴は宮崎駿にかぶると思ったら、クレモナまで出てきましたよ。

　それから、本の修理屋の話がけっこうグッと来ますね。とても表現が上手いし、題材の選び方もいいと思います。

　ちなみに、「いせひでこ」は女性らしいのですが、絵の内容は性別を意識させない硬派な感じでした。

　それから添えてある言葉もいい感じですね。