「ヤマト2ep20をあらためてチェックすると音楽が凄かった」
「というと?」
「敵が出てくるところはディスコアレンジ」
「うん」
「でも、偵察機隊が出撃するところは、交響組曲なんだ」
「おっと」
「もちろん通常のBGMもある。無印時代の曲も2時代のもだ」
「そうか。その時点で使えたあらゆる音楽が動員されて音楽の総力戦ってことだね」
やはり…… §
「やはり、宇宙艦イコール航空機解釈で見ると素直に解釈出来る」
「というと?」
「ヤマトは、他の空母の艦載機と編隊を組んで敵空母を叩きに行くんだ」
「なるほど。船のイメージでは飛行機と一緒に飛んでいくことはあり得ないね」
「だから空母は空母のイメージなんだけど、ヤマトは大型戦闘機のイメージなんだよ」
「なるほど」
「でもさ。もう1つからくりがある」
「何?」
「ヤマトはコスモタイガーとは編隊を組まない」
「どうして?」
「コスモタイガーが自力で飛んでいく描写が無意味になるからだ」
「そうか、ヤマトが航空機並みの速度で飛べるとしたら、ヤマトが近くまで行った段階でコスモタイガーを出撃させればいいものね」
「だから、ヤマトはヤマト以外の空母の艦載機と編隊を組む」
そこで更に気付く §
「大型戦闘機の存在意義とは何か」
「え?」
「戦闘機は本来小型であったが、徐々に大型化していった。どのような機種でも大型化はあるのだが、戦闘機は特に顕著だ」
「なぜ?」
「理由はいろいろあるのだが、航続距離の問題がある」
「なぜ航続距離が問題なの?」
「爆撃機は遠くまで高速に飛んでいける時代が来たとき、戦闘機は取り残されたからだ。そして、護衛の無い爆撃機は大損害」
「なるほど」
「だから、航続距離の長い大型の戦闘機が求められたという理由もある。双発戦闘機まで行くとあまり上手く行ってないけどね」
「そうか」
「だからさ。ヤマトを大型戦闘機として解釈すると、他空母の爆撃機隊を護衛して飛んでいくヤマトは筋が通るんだよ」
「じゃ、コスモタイガーは?」
「双発の大型戦闘機は戦闘機の護衛を必要とする戦闘機と揶揄された存在だからな。大型戦闘機を護衛する更に小型戦闘機があってもいい」
「ひ~」