「交響組曲宇宙戦艦ヤマトの終盤は合唱である」
「うん」
「男声、女声、混声となる」
「それで?」
「あ、おいら交響組曲男声パート歌えちゃうよ、と思った」
「女性パート歌えちゃうよ、という女性とカラオケでデュエット希望ですかな」
「カラオケに交響組曲宇宙戦艦ヤマトが入ってればな」
「ぎゃふん」
オマケ §
「もしも、カラオケに交響組曲宇宙戦艦ヤマトがあったら」
「あったら?」
「ボーカルのパートが出てくるまでひたすた聞いてるだけ」
「ひでえ」
「でもさほど待たされない」
「それはどうして?」
「序曲ですぐスキャット」
「男声の出番が遠いぞ」
オマケ2 §
「出番が無くて暇だから、エアビッグバンド。口まねで全ての音楽を再現」
「ならカラオケ行く意味がねえ」
「てへ」
「で、それはできるんだな?」
「適当で良ければ最初から最後まで。口まねで再現できるぞ」
「しかも、パート1のBGMとは違う交響組曲版を再現できそうだな」
「あたぼうよ。演奏のニュアンスの違いまでバッチリさ」
「どれぐらい?」
「交響組曲のA面のスキャットとB面のスキャットとパートIのBGMののスキャットを全部別々のアレンジで口まねで再現できるぞ」
オマケIII §
「男声は結局B面の最後の方まで出番が無い」
「多くの演奏では、A面の行進のところでささきいさおの歌を入れちゃうんだけどね」
「嬉しいけど、でもそれは本来の交響組曲ではない」
「なんか屈折してるね」
「そうだ。ヤマトファンは屈折するものなのだ」
「えっ?」
「まっすぐは飛ばない」
「どうして?」
「反射衛星で跳ね返るからだ」
「反射的にそれを思い浮かべるのか」
「空間磁力メッキでもいいけどな」