「構えろ、デスラー!」
「なに? 古代正気か?」
「ああ。やる気のない男は撃つ気になれない」
「そうか。だから構えろなのか」
「そうだ」
「つまり、オカマのエロ略してカマエロなのだな?」
「えっ」
「おまえの気持ちは分かった。地球の男に飽きたところなんだな」
「な、何を言ってるんだ。ほほをピンク色に染めておまえはピンクレディーかっての」
「あの女、おまえの恋人かと思ったが、偽装結婚の相手だったんだな?」
「ちがーう」
「ならいくらでも女を紹介してやる」
「要らない。そもそもガミラスは滅んでいるだろう」
「いやいや。ガミラス本星にいなかったジュラはまだ生きている。人の心を読むが可愛いぞ」
「いらん」
「なら私自身を彗星帝国の力で再改造して女に」
「正気か!」
「デスラー改めラーメタルの女王よ」
「やめてくれ」
「やはり男の私を愛しているのだな」
「それも誤解だ!」
「うわ、何をする!」
「エアロックから放り出してやる!」
「ああん、古代くんったら強引なんだから」
しかし、超巨大戦艦に特攻した後、放り出された古代の遺体がデスラーの遺体とランデブーし、一緒に永遠に旅をしようとは予想もしていなかった古代であった。
「(古代。これが我々の永遠の結婚式だな)」
「(やめてくれー)」
「おめでとう!おめでとう!(オレンジの人一同より)」
オマケ §
「構えろ、デスラー」
「デスラーやのうてカパエルやでー」
「か、河童? 青っぽい肌だと思ってよく見たらデスラーじゃなくて河童?」
「そう。カマエロじゃなくて、カパエル」
「というわけで、2011/06/10のDororonえん魔くん メ~ラめらは凄かった」
「どこが?」
「ジャンボマシンダーネタがあって、あと実はさりげなく『何もせんほうがええ』と日本沈没ネタも入っていた」
「それがヤマトと何の関係があるのだ?」
「いいか。ええかげんな記憶で書くとマジンガーシリーズは日曜午後7時にフジテレビで放送していた30分番組」
「うん」
「日本沈没は日曜午後8時に日本テレビで放送してた1時間番組」
「うん」
「では、中間の日曜午後7時30分に放送していた番組はなんでしょう?」
「ハイジ!」
「……」
「じゃ、猿の軍団!」
「……」
「じゃ、ヤのつくアニメ!」
「なんか危ない職業みたいやなあ」
「事実危ないアニメやろ。人類滅亡寸前や!」
「というわけで、うっすらと背景にヤマトが見えるような中身であった」
「あそこからヤマトが見えちゃうのはおまえだけやろ」