「というわけで、BDのオマケ映像を1つ1つ見ていくわけだ」
「うん」
「しかし、オマケというには凄いボリュームだ。しかも圧倒的だ」
「今日はDISC2の『古代進が戦った77日間の挑戦 木村拓哉完全密着メイキング』ということだけど」
「これがかなり長い。それに、一見、キムタクファンの女向けのサービス企画で、キムタクさえ映していればいいんだ、的な映像に思えるがそう思うには中身が凄すぎる。圧倒的だ」
「気付いた点を説明してくれ」
「リストにしてみよう」
- 軍事訓練。みんなでやってる。でも敬礼はヤマト式
- バックで相原と佐々木が撮影中でもないのに仲良くしていた。実はもともと関係が近いのじゃないだろうか
- 思ったよりVFX要素少ない。セットが多い。ターゲットスコープもきちんと浮き上がってスケープが開く。手で動かしてあとからCGで手を消してる訳じゃない
- 第1艦橋撮影後、記念写真。火花飛ばす棒を自分で持つ木村拓哉
- フェリーに乗る木村拓哉に黄色い声を飛ばすファン達。なんでそこに来ると知っていた!
- やはりフェリーは良かった。船の大小の問題ではない
- 木村拓哉さん釣りしてる~
- バックの俳優まで演技してたなんでものじゃない。画角の外まで緊張感があったらしい
- 33:26ぐらいに、バックにちらっと見える川。桜のライトアップの時に行ったことがあるぞ。成城の撮影所だ
- クランクアップして花束もらったあとの木村拓哉さんのお辞儀の深さ。凄く深い。この深さが大物なのだね
「もっと完結にまとめてくれよ」
「うん。おいらの印象だけどさ。この映画は、木村拓哉と山崎貴の奇跡の出会いで成立している。ゴールデンコンビだ」
「えっ?」
「この場合、鬼才が2人全く同じ目標に向かってタッグを組んだことで不可能が可能になった。この奇跡がまさにヤマトなのだろう」
だからね §
「でもキムタク密着映像なんだろ?」
「うん。だからさ。主演の密着ということは、実はどのシーンから順番に撮ったのかが丸わかりなんだよ」
「えっ?」
「それに、この映画はなぜという疑問に答える肉声の宝庫だ」
「ええっ?」
「つまりさ。別に木村拓哉ファンの女性でなくても、凄く見応えのあるいい映像だった」
オマケ §
「木村拓哉さん以外の木村拓哉評だけど、かなり具体的なんだよね」
「それってどういうこと?」
「よいしょにしては話が詳細すぎる。たぶん、かなり本音だ」
「心の中では、オレもきっといつかは……と思ってるかもよ」
「それも含めて目標になれる人なんだよ、たぶんさ」
オマケ2 §
「なんでオレはあの現場にいないんだ!」
「は?」
「と叫んだヤマトファンは多いだろう」
オマケIII §
「しかも、あそこは青き成城の地だ」
「清浄じゃないのかよ」
オマケよ永遠に §
「分かりにくいと思うが、そこは小田急線で言うと成城学園前と祖師ヶ谷大蔵の間にあって、祖師ヶ谷の撮影所とも呼ばれる。フジアキコ物語に出てくるソシガヤ撮影所とはおそらくここだ」
「えっ。それじゃウルトラマンも撮ってた場所ってことか」
オマケ完結編 §
「だからさ。ちらりと背景に見えた仙川。あれがおいら的には最大の見所かな。仙川は何回も見てるし、しかも撮影所の横もずっと歩いたことがある。桜のライトアップの時にね」
「そうか」
「しかも、ライトアップは撮影所のプロがやってるので、もしかしたら木村拓哉さんを照らしたのと同じライト、同じスタッフが照らした桜を見た可能性もある。時期的にもあれを見たのは2010年4月で、2009年末の撮影から半年も経ってない」
「ひぇ~。凄い因縁だ」
「ほとんど関係ないとも言うがな」
オマケ復活編 §
「しかし、よく考えたら凄いことだよ」
「何が?」
「SPACE BATTLESHIP ヤマトを撮っていた場所のすぐ横を、半年もずれないで歩いたんだ。あそこを歩いたのは、2回だけど、2回とも2010年の桜のライトアップの時だったんだ」
「ひぇ~。それって自慢?」
「ぜんぜん自慢にならんけどな」
SPACE BATTLESHIPオマケ §
「問題はあれだ」
「なに?」
「成城って行きにくい」
「どうして?」
「世田谷線経由小田急乗り換えになるから、経路がめんどい。金も掛かる」
「少しは歩けよ」
「現地でかなり歩き回るからな」
「ひ~」