2011年08月21日
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京王2面4線の夢

Written By: 川俣 晶連絡先

「京王には2面4線の夢がある」

「どういうことだい?」

「いや、以下の文章を見て思ったのだ」

駅前広場に囲いができたね その2より

影響の大きいのは、現状二面二線を二面四線で退避線を作る明大前と千歳烏山である。

特に大変なのは千歳烏山。

それでも明大前は、線路と交叉する道路部分、井の頭線部分には立ち退きが発生しない。

千歳烏山の場合、立ち退き対象面積は、明大前のほぼ倍に達するであろう。

「これがどうしたんだ?」

「千歳烏山は元々2面4線の駅だったんだよ」

「えーっ? そんな土地無いぞ」

「編成が短い時代は、2面4線の駅が作れる敷地だったんだ。もう編成が伸びたから2面2線がやっとだけど」

「歴史の重みだね」

「それほど昔まで行かなくても、めじろ台という例がある。本当は2面4線の駅だったのに、今は2面2線だ」

「そうか」

「そういえば、井の頭線の明大前もそうだね。法面を削れば2面4線まで行ける土地が用意されているけど、編成が伸びて対応不能になった」

「それはどういうこと?」

「山手急行と連絡する予定だから、4線必要だったんだ。でも、山手急行が実現出来ないので、2線でも何とかなってる」

「でも追い越しは永福町だね」

「あれは逆。もともと、追い越し設備は無かったのに急行運転するときに待避線を作って2面4線になった」

「悩ましいね」

「それからさ。千歳烏山の下に井の頭線は無いけど烏山川の跡があるよ。その土地を転用すれば、少しだけ土地の確保が楽になる」

「それは朗報じゃないか」

「面積的に焼け石に水だけどな」

「ぎゃふん」

「しかし、最近は千歳烏山の重要性が分かってきた」

「どう重要なんだい?」

「実はバスで成城と結びついているんだ」

「へえ」

「あまり縁が無い小田急沿線との関連で見えてくる世界もある」

「近いの?」

「強引に歩けば、行けないわけでは無い距離だ」

「でも小田急の高架/地下複々線は既にかなり進行しているね」

「あのへんは高架だが、成城は地下駅だ。その先で土地が下りになるからだろう」

「京王で言うと、つつじヶ丘手前の土地の急傾斜に相当するわけだね」

「そうだね。そこを過ぎるとどちらも多摩川沿いの低地だ」

「そうか。仙川が地下(掘割)駅なのと成城学園前駅が地下駅なのは構造的に相似というわけだね」

「でも京王は仙川を2面4線にはできなかった」

「無制限に理想を追えれば、つつじヶ丘ではなく仙川が2面4線になったのかな」

「どうかな。隣の千歳烏山も昔は2面4線だったんだ。追い越し設備の機能がかぶりすぎだ」

「それで結論は?」

「特にない。ただし、『大きな駅をつくったもの勝ち』という側面はある。だから、もともと繁栄した土地でも、大きな駅が作れずに小さな駅でしのいでいるとさびれてしまうことはある」

「たとえば?」

「下高井戸を見ろ。今や、井の頭線との乗換駅の明大前と2面4線の桜上水に挟まれて存在感が落ちる一方だぞ。急行は明大前にも桜上水にも止まるのに、下高井戸は素通りだぞ」

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