「実は興味深いことに気づいた」
「なんだい?」
「スティーブ・ジョブス死すという訃報が飛び交っているわけだが、これを引いた立場から見ているとリアクションに2タイプあることに気づいた。ほぼ2タイプに分類される。ほとんどがこの2タイプに収斂してしまう」
「えっ? 多様なリアクションを引き起こしていないの?」
「そうだ」
「じゃあ、その2タイプって何?」
「以下の2つだ」
- 惜しい人を亡くしてショックである (敵味方は関係ない)
- 無関心
「割合としてはどうなの?」
「無関心の方が多い感じかな」
「でも、訃報はテレビで大々的に取り上げられているよ」
「テレビ業界にはおそらく前者のタイプが多いだけだろ。だから大ニュースという錯覚が生じるが、実際には視聴者のかなりの割合は無関心なんだろう。ジョブスが生きようと死のうと彼らの人生に何の変化も無い」
「iPhoneに関係ない人が多数派ってことだね」
「関係あっても、ジョブスが死のうと世の中のiPhoneが消えるわけでも無く、仕事の中身は変化しないのだろう」
オマケ §
「で、君自身の感想は?」
「iPhone4Sは、iPhone for Steveの略だという説がちょっと面白かったな」
「それって、ただのダジャレ」
「偶然にしては出来過ぎだと思うなら、実はジョブスの訃報と連動するためにiPhone4Sという商品名を付けたことになり、とてもホラーな話になる」
「それは怖いよ」
「話はそれだけだ。以上」
「君も無関心派か」
「かもな」
「でもさ。それって、真のジョブスを知らないだけって批判されるんじゃ無い?」
「どうも、世間の大多数のジョブス信者よりこっちの方が詳しいみたいだぞ」
「えっ?」
「Apple-][もNeXTも語れないでジョブス語ろうなんざ、百万年はええ」