「ヤマトクルーからのメールに書いてあったこのメッセージ」
「なんて書いてあったんだい?」
古代艦長より入電。至急お伝えします。
_/_/_/_/_/_/_/ 入電内容 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
宇宙戦艦ヤマト・オフィシャルコミュニティ ヤマトクルーに乗艦登録を済ませた者に連絡をしている。
乗艦してくれてありがとう。
本日10月6日は37年前に宇宙戦艦ヤマトが初めてテレビ放映された記念すべき日だ。
我らがヤマトも満36歳になった訳である。
諸君らも本日19時半に、共に祝杯を上げてくれたまえ!
37年間、ありがとう。これからもよろしく頼む。
「これがどうした?」
「なんか泣けるなあ。10月6日はヤマトの誕生日だ」
「祝杯をあげるべきだった?」
「そうかもしれない。まあ酒は飲めないけどな」
「酒に飲まれるんだね?」
「……」
「それで酒は誰と飲んでいる気分? やはり佐渡先生?」
「沖田という解釈もある。パーティーの時は古代と飲んだ」
「そうか」
「あるいは森雪というアイデアもある」
「どうして?」
「さらばの冒頭で、森雪は新居でカクテルを作ると言っていたからな。飲んでみたいとは思わないかね?」
「ちょっとまて。もしも、コーヒーみたいに不味かったどうするんだ?」
「そうか! さらばでは結婚に踏み切れない古代の心境はそこにあったのか!」
「森雪が死んだあとなら、結婚式もできるわけだよね!」