「SF作家は何人もいるが、ヤマトと縁があるのは豊田有恒」
「そうだね。テロップに名前が出てくるし」
「そのはずなのだが、実は小松左京の方になぜか縁がある」
「えー」
「2199の出渕裕監督のラーゼフォンでトーキョー ジュピターが首都消失とさよならジュピターだったり、ヤマトファンの庵野秀明監督は科学者に重要なのは勘だとナディアで語らせたり」
「なんだよそれは」
「とどめの一撃はこれだ」
名前: ガボーチン
本文:
私は「復活編」と「さよならジュピター」がどうしても重なってしまいます。どちらも「移動性ブラックホール」に本来なら続編があるそうですし・・。オマケに「ジュピターゴースト」ってモビルスーツも小林誠先生はデザインされてます。
「復活編とさよならジュピターって……。しかもジュピターゴーストって……」
「ガボーチンさんがこれを書いたとき、おいらの書いた2199の話はまだ公開されていなかった。さよならジュピターなんてことはまだトーキョージュピター絡みでひと言もおいらは言ってない」
「まさか、行くべくして小松左京ワールドに通じていたというの?」
「かもな」
「でも、どうしてなのかな」
「結局、ヤマトは小松ワールドに包囲されていた。裏番組が猿の軍団でヤマトが終わると日本沈没」
「そうか」
オマケ §
「でも本当に不思議だよな。誰も退魔戦記とか言わないし」
「退魔戦記って何?」
「豊田有恒先生の小説だよ。他に異聞・ミッドウェー海戦とか、タイムスリップ大戦争とかいろいろある。個人的には、時間砲計画が何となく印象に残るな。といっても、タイトルを覚えているだけで内容は完璧に忘れたけど」
「ぎゃふん」
「あとは多感な時期に読んだ『あなたもSF作家になれる わけではない』は面白かったな。ちなみに、『わけではない』は小さな文字で書いてあるステキな本であった」
「わははは」
「それに引き替え、本当に小松左京は話題になるな。まあ、メディアへの作品の露出が多いという事情はあるにしても」
「復活の日は映画になったし」
「エスパイはおっぱいだし」
「空中都市008はNHKの人形劇だし」
「見えないものの影とか、時間エージェントは持ってたぞ」
「君の場合はどちらの話題も豊富そうだけど」
「うーん、そうでもない。やはり小松左京先生の話題の方がやや多いかな。ヤマトのテロップに名前が出るのは豊田有恒先生なのに」
「どうしてかな?」
「やはり、歴史を改編して今の日本を作ってしまう歴史改変ものである退魔戦記よりも、今の日本を滅ぼしてしまう日本沈没の方がいいのかな」
「わははは」
「そういう意味ではさよならジュピターだって、ブラックホールという天変地異で地球がピンチという話だけど、真の脅威はアホな地球人の同胞の破壊活動だったりするし」
「わははは。そこかい!」
「地球の危機にみんなで一致協力しない。その悲観的な世界観が実はヤマトに通じる」
「ヤマトクルーに罵声を浴びせる奴もいるってことだね」
「おまえたちだけ逃げ出すんじゃないだろうな!」
オマケ2 §
「松本零士対小松左京の力自慢対決!」
「何を比較するんだよ」
「戦艦大和やC62や関東平野を飛ばした松本先生は力持ちだが、日本を沈めた小松左京先生も力持ちだ」
「それでどっちが強いんだよ」
「関東平野より日本列島の方がでかい。小松先生の勝ち」
「どうしてそう言い切れるんだよ」
「模型の時代では、原作が小松先生で、漫画が松本先生。原作の方が格上だ」
「ぎゃふん」
オマケIII §
「関係ない余談である」
「なんだい?」
「WikiPediaのGu-Guガンモのページを何気なく見ていた」
「それで?」
「第45話Bパートが『ヤマトなでしこVSじゃじゃ馬娘!!』と書いてあって、思わず不意打ち的にヤマトの3文字を見てしまった」
「誘ってる誘ってる、ヤマトファンを誘ってる。普通なら大和撫子かヤマトナデシコと表記するよね」
オマケ2199 §
「でも本当に不思議だよな。誰も退魔戦記とか言わないし」
「退魔戦記って何?」
「豊田有恒先生の小説だよ。他に異聞・ミッドウェー海戦とか、タイムスリップ大戦争とかいろいろある。個人的には、時間砲計画が何となく印象に残るな。といっても、タイトルを覚えているだけで内容は完璧に忘れたけど」
「それ、ぜんぶ戦と戦で使う道具(砲)に関係するタイトルじゃないか!」
「ほうほう。それは気づかなかった」
「もっと他に無いのかよ。もっと平和的な作品」
「知ってるぞ」
「それはなんだい?」
「パラレルワールド大戦争」
「……」
「じゃあ、真面目に答えよう。地球の汚名」
「それはなんだい?」
「たしか宇宙版忠臣蔵」
「結局最後は集団武力闘争かい!」