砂の十字架より
祈りを超えた愛だけが闘う力
「一瞬、何が起きたのか分からなかった」
「なんだよこれは。愛が闘う力って、ヤマトじゃないのか?」
「これはガ○ダム」
「えー」
「ガ○ダムの最初の劇場版の主題歌」
「祈りを超えた愛って何を言いたいのだろう」
「宇宙の愛を祈っていたテレサ以上だってことだろう」
「それが祈りを超えた愛か!」
そして伝説へ §
「こうして愛にこだわって、より以上の愛があると言いたいうちは可愛いものだ」
「違うわけ?」
「続きの映画ガンダムIIになると哀戦士になって、愛が哀に化ける」
「そうか」
「でも、『愛する男たちへ』とはやり歌詞に愛が漏れてくる」
「ひ~」
「ガンダムIIIになると、めぐりあい宇宙となり、やはり『あい』の読みが含まれるが、哀で貫徹したわけではない」
愛を継ぐ者 §
「話はまだ終わらない」
「えー」
「Zガンダムの劇場版もタイトルを並べると面白い」
- 第一部『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』
- 第二部『機動戦士ΖガンダムII A New Translation -恋人たち-』
- 第三部『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』
「星を継ぐ者は愛を含まないよ」
「そうだ。でも恋人たちは愛に隣接し、星の鼓動は愛で愛に回帰してしまう」
「愛からの離脱を試みたのに愛に戻ってしまったわけだね」
「結局、ヤマトの愛の呪縛がここに至ってもガ○ダムを拘束しているのかも知れない」
「ひ~」
「ちなみに、『星の鼓動は愛』の初期題名は「三つ巴」だった……という話は、実は三つ巴には『もえ』の読みが含まれ、これも愛の変種と言える」
「ひ~」
「愛よ枯れるな傷つくな……ということで愛は貫徹された」
「ヤマトじゃないのに、地球に帰還するヤマトが見えるようだよ」
オマケ §
「なんで、こんな話を今頃……」
「ちょっと前に、ニュースにやしきたかじんの名前が出たからさ」
「たったそれだけ……」
「やしきたかじんは、バルタン星人や、スペル星人と並んで印象深い『じん』だからな」
「何か意味が違うぞ」
「スターチルドレン!♪ つまり星の子だから星人の一種だ」
「ちがーう」
「あらびんどびん星の子ちょびん」
オマケ復活編 §
「ガボーチンさんよりのありがたいメッセージだ」
ボスボロットが設計図をよ~く見て造ったのが「チンボロポンスケ」でした。乗り込んで操縦したがってたところをみるとホントは「兜甲児」になりたかったのでしょうね。ユキダル御大将とか・・、好きでしたね。
「ボスボロット愛があるね」
「ボスボロット愛で負けた。そこまで詳しい話には記憶だけでは対抗できない。そこで、もう1回ボスボロットを読み直そうと思って調べた」
「それで?」
「Amazonとか古書検索の結果、ボスボロットは数千円の桁のべらぼうな値段で取り引きされているのが分かった」
「えー。マジンガーZのギャグメーカーの引き立て役なのに!」
「意外とみんな好きらしぞ、ボスボロット」
「ひぇ~」
「さすがに、プレミアが付いた値段で取り引きされる本までは買えない。すまぬ」
「みんなビンボがわるいんやー」
「ちなみにオマケのオマケだ。ボスボロット検索中に気付いたのだが、『永井豪エッチまんがセレクション』は2003年出版の古い本なのに未だにAmazonで在庫あり。どんだけみんなエッチなんだよ!」
「いや~ん、アナライザーのバカ」