「今日は贅沢にも上野で美術館ハシゴ」
「なんでだよ」
「チケットが3枚あったのだ。で、『ユベール・ロベール-時間の庭』は5/20までで終わりが近い。一気に消費する気で行った」
「今日は平日だろ。休みを待てないのかよ」
「ちちち。わざと平日に行った。休日だと混むだろ?」
「ぎゃふん」
東京国立博物館・特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」 §
「東京国立博物館だ」
「感想は?」
「並ばなくても入れた。平日効果は大きい」
「内容は?」
「中身は、人が多くてほとんどじっくり見られなかった」
「ひでー」
「入場料高いからね。みんな食い入るように見る見る」
「他に何か感想は?」
「仏像や刀剣を照らすライティングは上手い。刀に反射する光まで的確」
「美術展の感想じゃない!」
「大きな屏風絵とか、見応えはあったよ」
国立西洋美術館・ユベール・ロベール-時間の庭 §
「国立西洋美術館だ」
「ユベール・ロベールって誰?」
「知らない。けど、これは凄かった。展示されている全ての絵を見てきた。8割ぐらいはタイトルもチェックした」
「なぜ熱心?」
「時間と空間が描き込まれている希有な絵だ。これは凄い」
「凄そうだね」
「凄いんだよ。本気で感心した。ちなみに、時間と空間だけでなく生活感のある人間も描き込まれている。そこもポイントが高い」
「えー」
おわり §
「さすがにここで力尽きた」
「ユベール・ロベールを熱心に見過ぎたね」
「ユベール・ロベールのチケットで常設展に入れたし、もう1枚チケットがあったけどそれは断念した」