「9号娘は組み立てるだけの状況だが、1つ1つ固定しながら組んでいく必要があるのでサクサクとは進まない」
「そうか」
「なので、写真にある通り、10号娘おっとしの詩織の建造を開始した」
「おっとりの詩織って……」
「銀河お嬢様伝説ユナだな。ユナのキットはいくつか持っていたはずだが、他は行方不明だ」
「でも、もっとピンクっぽいキャラじゃなかったっけ?」
「部品数が死ぬほど多くてはっきりしない色使いなので、設定は棄てて勝手に塗ることにした。基本は黒一色だ。あとで気まぐれに色を入れるかもしれないけど」
「えー」
「とりあえず、2Pカラーなんだい、と言い逃れることにしよう」
「格ゲーじゃ無いって」
「どうせ、既にPC-Engineのゲームなんて誰も知らないだろう」
「おいおい」
「あと、ケストレルはどういうバックで撮影するか悩み中」
「そういえば軽巡は未完成だろ?」
「あれは、実はウェーブのケースを1つ買った。凄く壊れやすいのでさすがにむき出しは怖い。ケース内に固定すればまあなんとか」
「そうか」
「でも、ケースが無駄に広い。細長い艦船じゃなくて車模型を想定したケースだからだ」
「えー」
「しょうがないので、一隻分残っていたO級でも作って並べるかな」
「それだけ?」
「あと、ボーグを作るという案もあるな。単装機銃が組めずに挫折した経緯があるが、そこは真面目に作らないと割り切ればボーグなんて簡単に組める……はずだ」
「ミイラ取りがミイラになった展開だ……」