Written By: 川俣 晶
「なんと今日は入館無料なので、「地上最大の手塚治虫」展に行ってきた」
「特別な日なのだね」
「でも喫茶どんぐりで、アトムセットを頼んでしまったので、結局赤字だ」
「ぎゃふん」
「どうして無料なの?」
「たぶん目の前でお祭りをやっているからだろう」
「なるほど」
「こぢんまりとしているが人は多かったぞ」
「展示の感想は?」
「大阪万博の時のロボが置いてあった」
「1970年?」
「そうだ。EXPO70だから、70年だ」
「初めて見た感想は?」
「初めてじゃない。子供の頃、フジパンロボット館に行って写真をロボットに撮ってもらった。証拠写真も残っているぞ」
「じゃあ、再開した感想は?」
「ロボットの形をまるで覚えていなかった。あれだけ興奮していたはずなのに。子供の記憶はかなり曖昧だぞ」
「ちなみに、ゴジラはどんぐりに移動していたぞ。ジャズっぽい装飾の洒落た喫茶にゴジラは強烈だ」
「アトムセットってなに?」
「アトムの顔が描かれたお菓子とコーヒーのセット」
「もしかして、アトムを食べちゃうの?」
「そう。その通り! 残酷だけど美味しいセットなのだ」
「ひ~」
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