「2012/7/7の2199コミック販促状況をひと言で要約すれば『男の子向け』」
「どうして?」
「お茶の水丸善が岬百合亜+原田真琴。コミックZINが山本玲。完全に『男の子向け』のチョイスだ」
「それはダメだと思うわけ?」
「人類の半分は女でヤマトファンの半分も女だぞ。『男の子向け』の方法論だけで売るなんて、ビジネスチャンスの半分を棄てている」
「えー」
「だから池袋の乙女ロード向けとしては、土方とか山南を描いたペーパーとかあっていいと思う」
「なぜ古代や島をすっ飛ばして土方」
「実際、男だっておっさんキャラが好きな人はいるし、骨の髄まで『萌えビジネス』のオタク向け展開のパターンに即してやることはないだろう。わざわざビジネスの可能性を自分で潰しているようなものだ」
「なぜそう言うんだよ」
「だって、むらかみコミックの土方かっこいいし」
「そこかっ!」
「ヤマトが飛び立つには全世界の支援が必要だ。女性層を無視して良いなんて思うなよ」
「でも、そもそも出版社や編集者にそんな認識があるのかな?」
「さあ。こんな男女両用のタイトルは売ったことが無いから、そもそも発想そのものが無いのかも知れない」
「ひ~」
「でも、ケロロ軍曹とかも実は女性ファン層が厚くて、あれもけっこう男女兼用のはずなんだけどなあ」
「なぜケロロ」
「実は2199コミックにカエル発見」
「どこ?」
「後の詳しい話はまたあとで」
「玲ちゃん問題は?」
「それもまたあとで」