「魔法先生ネギま!で最も面白かったのは、女の子ですらない脇役登場人物が読んでいた本を確定させたことだ」
「ヤマトと関係ない」
「いやいや。今度は真田の文庫本を特定したいと思った」
「そうか」
「ところが、1つ大きな問題がある」
「それはなんだい?」
「真田が読んでいたのは、カバーが無い文庫本なのだ。ネット上の調査で分かるのはたいていカバーありの状態だ」
「なるほど。ネットだけでは分からない訳だね」
「そこで、おそらく岩波文庫だろうとあたりを付けて古書をオーダーしてみた。Amazonで1円。送料を入れても251円。この程度の出費なら納得できる」
「そうか」
「その結果以下を入手した」
- 大岡昇平編 『中原中也詩集』 岩波文庫 2004年4月24日 第44版
「それで?」
「すぐにカバーを外してヌードにした」
「いやーん、エッチ」
「ムードはバッチリ同じ。これで確定かと思いきや……」
「違うの?」
「第二章のパンフの写真と比較したところ、岩波文庫っぽいのだが、カバーを取った状態のデザインが似ているのに細部が厳密に一致しない」
「えー」
「可能性としては以下のバリエーションが考えられる」
- デザインが違う別の岩波文庫が存在する
- 同じ岩波文庫も印刷時期が違うとデザインが違う
- 岩波文庫風の架空のデザインである (未来のフィクションだから違っていてもおかしくはない)
- そもそも岩波文庫ではない
「というわけで、まだ未解決」
なぜ中原中也詩集なのか §
「なぜ中原中也詩集なのか。その理由はおぼろげに見えた」
「何?」
「たまたま開いたページの詩に古代が出てきた」
「えー」
「p305『地極の天使』に古代という言葉が出てきた」
「まさか」
「更に真田発見」
「えっ?」
「p278『春日狂想』の中に出てくる。そこに麦稈真田(ばくかんさなだ)と書いてある」
「麦稈真田って何?」
「検索したらすぐ分かった。WikiPediaの麦わら帽子の項目には以下のようにある」
- 日本語で言う「麦わら帽子」は、しばしば「麦稈真田(ばっかんさなだ=麦わらを漂白、または染色し、平たくつぶした麦わらを真田紐(さなだひも)のように編んだもの。夏帽子や袋物などを作るのに用いる。)」でつくられた物を指す。
オマケ §
「p305『地極の天使』に古代という言葉が出てきた」
「それがどうした」
「その詩に面白いことを発見」
「なんだよ」
「虫という言葉が出てくる」
「なんて古代らしい言葉なんだ」
オマケよ永遠に §
「p305『地極の天使』に古代という言葉が出てきた」
「それがどうした」
「よく考えると『地極の天使』という言葉もヤマト的だ」
「どうして?」
「天使(サーシャ)が、デザリアムの南極の入り口を開けてくれる」
「ぎゃふん」
トモネコさんからのメッセージ §
イヤな予感が当たりました。
角川は刷らない、なかなか増販しないです。
東京にお住まいだと御気付きにならないかと思いますが、角川の本は買い逃すとやっかいです。
ITの書籍を出版なされているトーノ様はそのへんの事情を良くご理解かと・・
私は機械製造業の間に書店員勤務を3年経験していたもので・・
(13年位前で今の出版事情とは異なる点もあるとは思いますが・・)
書店は接客のストレスで胃潰瘍になり辞めました(汗)
それではまた
「甘いぜっ!」
「どこが?」
「角川のコミックで入手に失敗した本はけっこうあるんだぜ!」
「えー」
「まあ一迅社よりはマシといえるけど」
「どこが違うの?」
「角川のコミックは、その辺の街の本屋さんにも入ってくる場合がある。すぐ無くなっちゃうけどね」
「一迅社は?」
「その辺の街の本屋さんには、よほどの売れ筋しか入ってこない」
「ぎゃふん」
「東京だからって舐めるなよ」
「秋葉原や神保町が特異点なのであって、東京であろうと入手難の地域は多いってことだね」
「それはさておき」
「なんだよ」
「いくら本屋に通っても気づかない本もある」
「たとえば?」
「石津嵐のハードカバー版ヤマトは、存在そのものに気づいていない。下巻を買ったというクラスメートから現物を見せられて、初めて存在をしった」
「へー」
「確かロマンアルバムは自力で見つけたか、情報を得て本屋で探し出した。このときは本屋で確かに見て買った。しかし、石津嵐のハードカバー版ヤマトは本屋で見たことが無い」
「その頃のことを思えば、これぐらいは平気ってことだね」
「マグネットコートの中では平気なの」
「だけと涙が出てるぞ」
「苦労するのは同じだから」
「女の子は苦労するのだねえ」
「女の子じゃねえ!」
「えー」
「ところでナンバーワンは船では船長じゃ無くて副長だぞ」
トモネコさんからのメッセージ2 §
オマケフィギァ付きが発売される可能性が・・
(角川はそういう事は得意)
「しまった。パターンが読めた」
「どんなパターン?」
「山本玲主計課カラーと、山本玲パイロットカラーを出す。色違いで2種類出る。マニアは2つ買わねばならない。あと髪だけすげ替えて山本玲ロングヘアーバージョンとショートバージョン。合計4バリエーションだが原型は基本的に1つで済む」
「マニアは4つ買わないと気が済まないはずだから、1人あたり4冊売れる計算だね」
「でも大多数は新見ファンなので結局1つも買わない」
「ぎゃふん」
「少数の山本玲ファンは、どっちつかずの原型にブーイング。やっぱり全部買わない」
「ぎゃふん」
「真のマニアはパイロット仕様の山本玲の塗装を全部落としてパテとヤスリで大改造。そしてリペイントする」
「リアルな主計課版山本玲を造るのだね?」
「いや、リアルなドイツ兵を」
「それはどいつの発想だ。というか、普通はドイツ兵から他のキャラに改造だろ!」
「しくしく。どうせタミヤのドイツ兵から森雪への改造に失敗した過去があるよ」
オマケリペイント案2 §
「リペイント案2だ」
「なんだよ」
「ヤマトの主翼の上面をグレーに塗ると2199ヤマト。第3艦橋をグレーに塗ると復活篇ヤマト」
「なんていい加減なカラーバリエーションだ!」
「ヤマトが3つ売れると信じて発売」
「それで?」
「塗りミスという名目の返品の嵐」
「ひ~」
オマケ水戦 §
「架空水戦いいね」
「えー」
「震電ベースの架空機にはあまり良い印象が無い」
「どうして?」
「震電そのものが限り無く架空機に近いからかな」
「ぎゃふん」
「でも、これは違った」
「なぜ?」
「水戦というオリジナリティがあって、かっこいい」
「水戦ならいいの?」
「そうじゃない。なぜなら、これは分かってる水戦だからだ」
「どういう意味?」
「水戦は長距離進出するような機種ではなく、拠点防衛がメインになる。つまり、局戦に近いのだ」
「それで?」
「ここに出てくる雷電の水戦型と震電の水戦型。種が両方とも局戦。ついでに言えば実在の水戦の強風は紫電という局戦の種になったという意味で局戦に近い存在」
「なるほど」
「更に名前も風がついて強風みたいでOKだ」
「ヤマト世界は水戦の使い所が無いの?」
「宇宙では滑走しなくていいからな」
「えー」
「でも水の惑星イスカンダルやアクエリアスでは活躍できそうな気がする」
オマケ額縁 §
「額縁だ。しかも、四角くない。隅が歪んでいる」
「ひ~」
「そうだよ。昔はそうだったんだよ」
「ヤマトの頃はだね」
「そうだ。最新型でも隅はたぶん丸かった。旧型のモノクロで見たから関係ないけど」
「ぎゃふん」
オマケの記憶 §
「明らかに再放送の記憶が混ざっているんだよね」
「えー」
「でも、特異なのは本放送ベースで覚えている。七色星団と最終回のOPはドラマ。七色星団のOPは出だしのみ違うOP。最終回のEDは確か地球に帰還するヤマト。再放送ではけっこう普通の歌に差し替わっていて、最終回のEDがちゃんと流れたときは驚喜したものだ」
「録音したのだね?」
「でも肝心の言葉はテロップだったので、録音しても分からなかったぞ」
「ぎゃふん」
「そこで、ヤマトの乗員数と戦死者の数字が出たので、実はけっこう重要だ」