「あれ。山本玲は『山本アキラ』ってことで決着したはずじゃ?」
「いやいや」
「まだ続くのかよ」
「うん」
前回までのあらすじ §
- 連載版のコミックのルビは「れい」
- 多くの資料のルビは「あきら」
- 単行本のコミックのルビは「あきら」
- 2199アニメ本編では「あきら」
- ただし、2199アニメ本編ではみんな「れい」と呼ぶという補足付き
「補足付きなのか」
「そうだ。だから、『玲(れい)ちゃん』でも構わないと言えば、構わなかったのだ」
「そうか」
「コスモゼロに乗るからレイの方が読みは良いわけだ。でも、アキラである必要もある。なぜならヤマト1974の山本はアキラだからだ。両方に対応する凄く凝ったネーミングだったのだ」
「両用砲なんだね」
「いや、それは意味が違うから」
脳内補完 §
「というわけで、山本ちゃんの設定を脳内補完した」
「脳内補完って……」
- 沈着冷静・狙った戦車は逃さない。一撃必殺
- 沈着冷静・ヒスを起こすのはガミラスの副総統に任せている
- 沈着冷静・自称スト玲カー最高司令官。
- 決め台詞は『玲(れい)ちゃん、ぶつじょ』。言うときには2等身になる
- 家は玩具屋で、隣の家にはライバルが住んでいる
- 自室の模型飛行機は実は兄では無く玲が造った
- 玩具屋なので、模型の入手は容易。(「いやよ!、このスターファイターは私が造るの!」)
- 5人組の美面組を結成。リーダーになる (5人組=山本、岬、新見、原田、ヒルデ・シュルツ)
- 玲が自分で決めた脳内TACネームはブーメラン
- 玲が自分で決めた兄貴の脳内TACネームはメビウス1
- 飛ぶのが大好き。兄の敵討ちは半分は飛ぶためのフェイク。コスモゼロのコクピットに正式に入って飛び立ったらご機嫌で鼻歌も歌っちゃうよ
- ファルコン隊のアイドル。その人気を利用して、そのうちにコスモファルコン山本隊(別名うしろ髪ひかれ隊)を結成する
- 玲が自分で決めた脳内の自分の愛称は「メビウスの恋人」
「ちょっとまて。山本玲は最高司令官じゃないだろ。ヤマトのトップは沖田だろう」
「だから、山本隊の最高司令官」
「ぎゃふん」
脳内補完アバン §
2199年、人類は既に地球を救う宇宙戦艦ヤマトを完成させていた。ヤマトの地下工場は九州坊ノ岬沖の地下深くに秘密裏に造られ、スト玲カー最高司令官の元、日夜、空襲してくる謎のガミラス攻撃機に敢然と挑戦していた。SID、機載コンピュータ。このSIDがガミラス機侵入を伝達すると、ただちに搭乗員に通報。スペースダイバー、それはヤマトの潜水艦行動、世界で最も上下反転した潜水艦である。その格納庫にはファルコンと呼ばれる艦載機が装備され宇宙を超スピードで進み杉山機は撃破される。人間の最高頭脳を結集して造られるヤマトのメカニック。ムーンベースは月面基地。ヤマトが謀反を起こしたとどえらい騒ぎだ。わはははは。ガミラス撃退の準備はできた。(ちゃちゃちゃちゃん、ちゃちゃちゃちゃん)
「ちょっとまて、これでいいのかよ」
「いいのだ」
「『世界で最も上下反転した潜水艦』って意味不明だよ」
「だって他に上下反転した潜水艦見たこと無いし」
「えー」
「上下反転した空母なら彗星帝国の空母がそうなんだけどね。くるっとまわるの」
「しかし、スト玲カー最高司令官というネタだけで、ここまで引っ張るのかよ」
「いいや。違うね」
「どこが?」
「SIDとSIDを引っかけてある。それに月面基地ならどえらい騒ぎだしね」
「ぎゃふん」
オマケ §
「しかし、いいのかよ。既にスペース1999を突き抜けてUFOの世界だぞ」
「いいのだ」
「どうして?」
「2199からは、SIDで挑発されたから」
「ぎゃふん」
「まあ、SIDだからこの程度で済んでいるとも言える。これがスカイダイバーだったりした日には……」
「じゃあ、エリス中尉だったら?」
「いきなり本丸を突かれたな」
「ヤマトは森雪がワープで脱げねばならない。UFOはムーンベースでエリス中尉が着替えなくてはならないわけだね」
オマケ2 §
「若い人が絶対についていけないネタをやりまくってどうする」
「では説明しよう」
「おっと。SID(シド)とは飛空艇を造る人とかいうネタは禁止だぞ」
「分かった分かった。では説明しよう。SIDとは正式にはSID(シド)光といい、東京タワーから異世界セフィーロに行く。そこで、GTOとかFTOとかいろんなロボが出てくるのだが、その仲間にUFOというがいて、それが襲ってくるんだよ。思わずUFO接近UFO接近と叫ぶ」
「嘘付け!」
「仲間に海ちゃんと風ちゃんがいて、海ちゃんからざぶーんとヤマトが発進する。宇宙気流という風ちゃんに巻き込まれてヤマトはピンチになるという展開も」
「嘘付け!」
「えー。そんなに間違って無いはずなのに」
「かなり違うよ!」
「ヤマトには修理に必要なレアアース、コスモナイト・ジョー90がありません」
「誤魔化すな!」
「涙ジョー」
アウシタン同窓会2012って…… §
「ヤマトとアウトの縁は深い」
「そうだね」
「でもアウシタンとヤマトの縁はあまり無い気がする」
「ぎゃふん」
オマケIII §
「ところで、『メビウスの恋人』はかなり意味不明だと思うぞ」
「玲(れい)ちゃんから、奇面組ネタの『ぶつじょ』につないだので、そのまま奇面組の設定で実家をおもちゃ屋にしただけだ」
「じゃなくて『メビウスの恋人』」
「そっち? アニメの奇面組は基本的に主題歌がうしろゆびさされ組なのだが、若干、うしろ髪ひかれ隊も歌っているので、隊つながりで山本隊につないだ」
「じゃなくて『メビウスの恋人』」
「奇面組ではなく、ついでにとんちんかんの主題歌だが、うしろ髪ひかれ隊にそういう歌があるのだ。が、ACE COMBAT 04の主人公(戦闘機パイロット)がメビウス1というのに引っかけて兄がメビウス1という脳内設定を追加してみた。だから、妹は『メビウスの恋人』を自称と」
「分かりにくいよ!」
「どのみち全部脳内設定だから真面目に読むだけ無駄だ」
「ぎゃふん」
オマケ0 §
「コスモゼロに乗るからレイの方が読みは良いわけだ。でも、アキラである必要もある。なぜならヤマト1974の山本はアキラだからだ。両方に対応する凄く凝ったネーミングだったのだ」
「両用砲なんだね」
「いや、それは意味が違うから」
「えー」
「レイなんだからさ。零戦は『戦爆』だよ。戦闘機としても爆撃機としても使える両対応」
「ぎゃふん」
「実際山本ちゃん操縦のコスモゼロは戦車をバシバシ撃破してヤーボ的に活動しているし。冥王星では地上施設を撃破しているし。戦闘機を対地攻撃に使っているともいえる」
「そうか」
ヤンボーマーボーオマケ予報 §
「しかしヤマトの文脈でヤーボという言葉をストレートに使う日が来るとは」
「ヤーボってなに?」
「P-47とかの戦闘機を爆装して戦車とかを攻撃させたのがそれ」
「わざわざ戦闘機に爆弾を積み意味があるの?」
「あるある。ドイツの戦車は世界1……かもしれないが、そもそも飛行機は戦車より強い」
「こっちは世界1だが、あっちは町内1強いみたいな話だね」
「エンジンパワーに余裕があれば爆弾ぐらい積み込むのはたやすい。それで劣勢の地上を支援したってさしたる問題ではない。今時の戦闘機で対空戦闘専門という機種はあまり無いだろう。みんな爆弾を積んで対地攻撃だってOKだぜ」