「またまた繰り返され再熱するかシド・ミード問題なんてことを語ったばかりだが」
「うん。覚えているよ」
「スケールアビエーションの飛ぶ理由でハッとしたこと」
「なんだい?」
「シド・ミードの名前が言及されている」
「なんだって!?」
「つまりさ。自分と2520と小林さんはシド・ミード許容世界に属していたのだ。一方で、シド・ミードを許容しない層があり、2520を許容しない。この層に出渕さんやゆうきまさみさんは属する。ヤマトは松本ヤマトしか許容しない。彼らの視点では2520は失敗に位置づけられる」
「でも、それは世界の中の一派の思想であり、別の一派は異なる感想を持つわけだね?」
「そうだ。だから、こちらは復活篇派で良かったのだ」
「なぜ?」
「復活篇は本来2520の姉妹企画であり、ブルーノアを通じて結びつくからだ」
逆にいえば §
「復活篇がヤマト2220。2520と相互補完的な関係にある。しかし、そうすると4桁ナンバーの2199は浮いてしまうが、その理由は本来のタイトルでは無いからだ。違うタイトルがもともと付いていたことは絵コンテの表紙などで判明している」
「2199は本来2199ではなかったが、2220や2520との兼ね合いから2199を名乗ることになった、というわけだね」
「事実かどうかは知らないがな」
「うーむ」
「だから。ヤマト2199は、あくまで完結編までの宇宙戦艦ヤマトの世界から出られない。出た瞬間に、2520を許容するか否かの問題によって存在が引き裂かれてしまう」
「そうか」
「もっとも既に存在が引き裂かれていると言えば引き裂かれているけどね」
「なぜ?」
「ヤマトが主人公派と古代が主人公派の対立で前者に立ってしまったからだ」
「ぎゃふん」
「まあともかく2199の今後には期待する。何しろ、完結編までに限定すれば見ている部分に対するブレは少ないわけだからな」
オマケ §
「2199の何に期待する?」
「古代と山本が意外と相性の良いカップルになっているので、古代×山本のカップリングの今後を見届けたい」
「歴史が変わってしまうよ」
「わははは。スターシャ死亡編以来、ヤマトの歴史が何回変わったと思っているのだね」
「ひ~」