Written By: 川俣 晶
「ネットの流行ものはろくでもないものが多い。でもこれは面白いな」
「どこが?」
「計算量というのは実はあっさりと爆発して、人間が生きている間に終わらなくなる。だからいろいろ工夫するわけだな」
「ほんとに?」
「そうそう。数件のテストデータで上手く行くからといって、これを数万件に拡大すると処理時間は1万倍で済まないことも多い」
「えー」
「数時間待たされて結果が出たらバグっていて意味が無かったとか」
「だから、アルゴリズムを改善しろって事だね」
「マシンは計算量の爆発に対応できるほど速くはなっていない」
「だから、マシンパワーで押し切ればいいという意見に賛成しないわけだね」
「押し切れるものなら押し切って見ろ。押し切れない相手もけっこう多いぞ」
「わはは」
「まして今流行のバッテリがすぐ無くなるスマホだ。計算量が爆発すると計算結果が出る前にあっさりバッテリが尽きるぞ」
「でもマスコミはパソコンを時代遅れだと言って、スマホをもてはやしてるよ」
「単に、あまり込み入った計算をさせていないからだろう」
「でもパソコンがあれば良いという話ではないわけだね?」
「そう。スパコンがあれば良いという話でもない」
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