「あ~る復活と聞いてもぜんぜん心は躍らなかった」
「なぜ?」
「過去だからだろうな」
「なのに、スピリッツを買ったのはなぜ?」
「ただのノリだろうな。みんな話題にするから」
感想 §
「というわけで、感想だが意外にも面白くもあり、古くも無かった」
「なんだそれ」
「つまりだな、これはあ~るではなくコウガマンなのだ」
「意味が分からない。コウガマンだと古くないのかよ」
「いちばん良かったのは、ビッグワンっぽい謎の鳥頭の司令官が出てくるところ」
「ジャッカー好きなのは分かったから」
「それでだな。使っている特撮ネタはみんな古い」
「は?」
「初期戦隊とか宇宙刑事だな」
「それは古いよね」
「でも、ギャバンは今年の映画だし、過去の全戦隊が出てくるのはゴーカイジャーでやったばかり。そこでは、2011~2012年の今のテレビ画面やスクリーンに出てくる現役キャラでもある」
「ああ、分かったぞ。アカレンジャーとビッグワンがリーダー格の映画を見てから何年も経っていないし、ギャバンは2012年の今年。だから、逆説的にネタが古くないんだ」
「そうそう。ただあ~るやったら、ただの懐古趣味になっていたかも知れない。でも、コウガマンを経由すれば違う味が出たということだ」
オマケ §
「R・高峯秀子が『あなたは堕落しました』と言ったので、けっこうそこは良かった」
「なぜ?」
「R・高峯秀子って、あまり活躍してないので」
「ひ~」
「オカマネタとお色気担当の椎ちゃんも出てくる。そこは外せないツボだな」
「無駄に詳しい」
「コンクリートじゃなくてベトンというのも無駄にマニアックで良かったぞ」