「やっぱり組み立てめんどくさい」
「えー」
「実は一部の手順を間違って上手く収まらなかった」
「えー」
「やり直した」
「えー」
「やっぱり良くも悪くもハセガワのキットだ。古いタイプのキットだ」
「君には無理?」
「いや、昔ながらのノリで押さえ込んだ」
「ひ~」
感想 §
「というわけで、感想だが、下面になると凄くカバーの曲線が微妙で魅力的だ。こんなに曲面の微妙さでドキドキできるとは思わなかった」
「そうか」
「それにしても、早く色を塗りたい」
「そこかよ」
ツィメリットコーティングの問題 §
「ヤマト2199のコアメンバーは、ツィメリットコーティングという用語が説明無しに通る。しかも大好き」
「それってドイツ戦車用語だろ? ヤマトの世界と関係ないじゃないか」
「そうだ。関係ない。でもなぜか通るし、みんな好きだ」
「えー」
「ガミラス艦はツィメリットコーティングが似合う……と思うよ」
「君はなぜその奇妙な用語を知っているのだ?」
「ついね、語感が良いから覚えてしまった」
「ひぇ~。それだけかよ」
「うん。シャーマンには普通施さない処置だし」
「それで君はツィメリットコーティングできるの?」
「残念ながらやったことがない。机上の知識に過ぎない」
「知識だけならやり方を知ってるのかい」
「うん」
「じゃあ、ガミラス艦で初めて試すの?」
「別に他のキットで練習してもいいよ」
「ぎゃふん」