Subject: ヤマト2199TV版の主題歌は是か非か
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20130409085636
名前: 3gou
本文:
TV版主題歌は、ランティス、監督はじめ制作スタッフ、ファンの三方一両損による妥協
の産物です。
それぞれが少しの勝利と大きな敗北を味わったと思います。
そんな「鬼子」のような主題歌でも、トーノさんがおっしゃるように音楽的に優れたものであるのならば、それはアレンジャー(彬良さん?)と歌手の皆さんの努力の賜ですし、女神様(ヤマトらしく)の天の配剤でしょう。
個人的には一連の主題歌変更騒ぎから、小出しにした参加歌手の発表に至るまで、ランティスのビジネススキルの低さばかりが印象に残ります。
バカメ
「言いたいことは良く分かる」
「分かるのに結論は違うの?」
「そうだ。この主題歌は理屈屋の頭でっかちが考えた妥協案であって、実際に実行すると破綻する可能性が高い。99%負けると分かった戦いだ」
「じゃあダメじゃん」
「そうじゃない」
「は?」
「指令わしは行くよ。たとえ僅かな可能性であろうと行く」
「なんだそりゃ」
「ランティス、監督はじめ制作スタッフ、ファンの三方一両損、確かにその通り。その3社に貧乏くじを引かせて別の誰かを勝たせることはできたのだ」
「別の誰かって誰だよ」
「よし、ここで用語を再定義しよう」
「ランティスや、監督はじめ制作スタッフが再定義できるのかよ」
「できない。だからここはファンを再定義する」
「どう再定義するの?」
- ファン=合唱組曲宇宙戦艦ヤマトを駄作と断じてはばからないヤマトファン
「その定義に意味があるの?」
「ある。合唱組曲には価値を見出しているからだ。彼らとは立ち位置が違う」
「それで?」
「立派な合唱曲に仕上げることによって、合唱組曲には価値を見出している人間には価値のある形にまとめることが可能だった。そしてそれは実行された。それに該当する者達には勝利そのものだ」
「誰の勝利? 彬良さん?」
「それは良く分からない。ただし、候補は以下の2名に絞られるだろう」
「えっ? 彬良さん監修なの?」
「そう。最初にテロップで確認した。この主題歌は彬良さん監修なのだ」
「じゃあ、須藤賢一って誰だよ」
「ふふふ。それも調べた」
- 須藤賢一はTRY FORCEのメンバーである
- TRY FORCEはヒートガイジェイOPを歌っている (『ヒートガイジェイ』OP「FACE」作詞・作曲・編曲・歌:TRY FORCE)
「ヤマト2199キャラデザの結城信輝さんの文脈でもヒートガイジェイに言及しているから奇妙な因縁だ」
「そうか」
「しかもこれってメインボーカルを抜くと実質的に合唱曲なのだよ」
「えー」
オマケ §
「WikiPediaの須藤賢一さんに関する以下の記述はいいね」
ライブステージでは、最新のデジタルシンセサイザーだけでなく、ハモンドオルガン、MOOGシンセサイザー、クラビネットなどいわゆるヴィンテージキーボードも多用している。
「なんと。かなり渋いじゃないか」
「電子楽器でもアナログの音にこだわりがあるようだ」
「アナログの音にこだわる意味なんてあるの?」
「あるある。デジタルの制御された音は何でも出せるけど限界がある。アナログの音は、それ自身が楽器として固有の音を持つのだ」