「つまりここだ。ここが決定的に違う」
ヤマト1974 §
- 食糧事情が悪い
- また同じものかよ
- 厨房が出てくる
- 森雪のまずいコーヒー (代用コーヒー世代の発想)
ヤマト2199 §
- 食糧事情が悪いということはない
- 期間限定天の川ランチも、マゼランパフェもある
- 厨房は出てこない
- 平田の絶品紅茶
「食糧事情が違うわけだね」
「戦中派の発想で行けば、まず食料に問題が出るのが戦時下」
「逆にいえば、ヤマト2199を作っているのは戦中派では無いってことだね」
「そうだ。もっと若い世代だ」
「それで?」
「作品を豊かにしたいと思い、その一貫として食を豊かに描こうとすれば、自然と飽食になる」
「その話は鵜呑みにして良いの?」
「良くない」
「なんで?」
「佐渡先生がカストリ酒と口走っていることから分かる通り、おそらく地球の食糧事情は悪い。ヤマトだけ飽食」
「それが本当は怖いヤマト2199ってことだね」
「そうだ。相原がショックでうなだれるほど地球は酷かった」
代用コーヒー §
「森雪の不味いコーヒーとは代用コーヒーだと思えば筋が通る」
「それなんだよ」
「ワダチには出てくる。松本零士は分かってる。ってか戦中世代なら分かる」
「ヤマトの乏しい食糧事情を考えれば、良い本物のコーヒー豆なんか積めないわけだね」
「じゃあ、2199の森雪の不味いコーヒーとは何か」
「何だろう?」
「オムシスで物質を循環させすぎて美味いコーヒーがもう合成できなくなったのかもしれない。とすれば帰路で突然不味いコーヒーを入れるようになった森雪という謎も解ける」
「オムシス不調?」