「驚愕の展開だ」
「何だよ」
「刀太が目指した軌道エレベーターの正体はサンジェルマン伯爵の長い帽子だった」
「バキッ!!☆/(x_x)」
「いててて」
「違うだろ。それは別の漫画だろ」
「神さまありがとう。UQ HOLDER読んでいたおかげで久米田康治さんの新連載2回目の冒頭のネタが分かったよ」
「読んでるんじゃねえ!」
「もしかして、美少女ハーレムがないのでUQ HOLDERまたいで通ったオタクはネタが分からず涙目?」
「いい加減、話をUQ HOLDERに戻しなさい。バキッ!!☆/(x_x)」
「ふむ。しかし、既に脱落者をかなり出していることは予想できそうだ。それ以前に『赤松の新連載?』と言って馬鹿にして読まないとか、そもそも情報すら入っていないで何も知らないとか、そんなマニアも多そうだ。でも良い作品だから新しいファン層を掴むからいいだろう」
「美少女ハーレムものを期待した人には、野郎が多くて痛いわけだね」
「でも本当は間違っていて、作り手が本当に可愛いと確信できる女の子は1人いればいいんだよ。何人も並べると薄めすぎのカルピスができるだけで美味しくない」
「ネギま!はどうなんだよ」
「あれは、たまたま同じクラスに集まった女の子のオムニバス的な構成だから、1つ1つのエピソードにそれぞれのヒロインが存在する構成だ。実は全体として複数ヒロインになっている訳ではない」
「それで?」
「UQ HOLDERだって、九郎丸にしても夏凛にしても可愛いよ。それでいいじゃないか。そう割り切れるか否かが分かれ目かもね」
「つまり、萌えのお約束を逸脱することと、女の子に魅力があるかは別問題ってことだね」
「話は変わるが、今回のUQ HOLDERは見どころが多い。前回がちょっと地味だったのは今回ドカッと来る前振りだな。いや前回も面白かったけど」
「今回は何が来た?」
- 刀太の腕の復帰
- 地下の掃除完了
- 夏凛と刀太の直接対決実現
- 夏凛と刀太の直接対決を止められる怪力男
- 百鬼夜行衆
- ナンバーズ
- 地下のおっさんが地下にいた理由はさぼり
- トップ宣言
「さて、特に好きなのはおっさんが地下にいた理由だが、ここではあえてナンバーズを取り上げる」
「希望皇ホープ?」
「それはナンバーズ39」
「じゃあ何が言いたいんだよ」
「一緒にクリアしたのに刀太と九朗丸の番号が離れている」
「いくつ?」
「7と11」
「なぜ?」
「さて、それは分からない。しかし、ナンバーズ7と11とは何だろうね。007と0011なのかね」
「007は分かるような気がするとして0011ってなに?」
「ナポレオンソロ」
「知らない」
「おいらも実際には見てないけどね」
「えーっ!」
「百鬼夜行衆が本当はインパクトなのだろうが、実はある程度の予測はできるようなクッションが入っているのでそれほどのインパクトにはなっていない」
「クッションってなに?」
「獣耳少女隊の登場」
「それから?」
「やっぱり夏凛は可愛いね。性格がストレートだよ。お掃除してるし」
「オソウジダイスキってこと?」
「いや、それは違うと思うぞ」
「では見どころは?」
「地下修業編ではヒロインだった九朗丸と地上で刀太を呪っていた夏凛が並び立ったとき、どういう力学の変化が起きるのか。どんな波乱が起きるのか。それとも波乱が回避されるのか。おっさんはまたさぼるのか。雪姫はニヤニヤ見ているのか。先のことは何も分からない」
「どの要素をこれから伸ばしていくのか読めないってことだね」
「今回で入団編は一段落したみたいだからな。先は読めないよ」