「重要なことを思い出した」
「何だよ」
「アストロガンガーの話題が出た!」
「それが重要かよ」
「重要だ。マジンガーより重要」
そもそも §
「そもそもアストロガンガーって何だよ」
「マジンガー型の巨大ロボットプロレスの不完全な元祖だな。WikiPediaに以下のように書いてある通りだな」
『マジンガーZ』より2か月早く放映が開始された作品で、人が巨大ロボットに入り込んで敵と戦うSFアニメーション番組の先駆けである。
「でも不完全なの?」
「WikiPediaに以下のように書いてある通りだな」
しかし、『マジンガーZ』以降に頻出したいわゆる巨大ロボットアニメーション作品のように主人公が搭乗し操縦するという形ではなく、意思を持つロボット・ガンガーに主人公・星カンタローが融合することで、その能力が最大限に引き出されるという設定である。
「つまり、ロボットが単なる道具として割り切れていないんだね」
「単なる道具としてのロボットは鉄人28号という前例もあるから、乗り込まないだけで前例はある」
「じゃあ君はどう思うんだ?」
「何となくマジンガーよりアストロガンガーの方に愛着を感じる」
「中身はよく覚えているの?」
「いや、見たことあるはずなのに何も覚えていない」
「ぎゃふん。ところで、マジンガーより前てことは、ヤマトよりも前?」
「そうだ。ヤマトで何かが変化する直前と思えばいい」
オマケ §
「ヤマトと何か関係無いのかよ」
「ガンガの敵」
「いや、それは違うから」
「アストロバイクを作ろうとすると……」
「それはアストロ違い」
「アストロ球団」
「もっとアストロ違い」
オマケ2 §
「アストロガンガーの頃は、おいらも純情なテレビっ子だった」
「ヤマトに触れて邪悪化する前だね」
「ライダー見ないでアニメンタリー 決断を見て、いくら応援しても日本が負けちゃう話に愕然としたり」
「なんて子供だ」
「ヤマト1974第2話は、決断の復活そのものに見えた」