「単行本で連続して読むと別の発見があるものだな」
「なんだよそれは」
「実は刀太ホモ説というのを思い付いた」
「根拠は?」
- 刀太は九郎丸のパンツの中を(ちんちんが付いているか確かめるために)覗こうとした
- 刀太は雪姫の裸を興味無いと言い切った
「は?」
「刀太は、おばさんの裸には興味が無いと言っているが、実は雪姫はそれほど(見た目の年齢が)高齢とも言えない。もともと女に興味が無いのではないか」
「まさか」
「更にもういくつか補強材料があることに気付いた」
- 刀太の田舎の大切なダチは全員男である
- 刀太がちょっかいを出した忍は、ファッション、容姿、名前共に男と誤認しようと思えばできる
- 刀太は塔にこだわっているが、塔は男性器の象徴である
- 夏凛が雪姫を敬愛するレズ的キャラだとすると、刀太がホモ的キャラなら相互補完的な関係になる。物語的に構造が安定する
「刀太ホモ説って、信じていいの?」
「ただのお遊びだ。信じるなよ」
しかし §
「実はUQ Holderというのは、真の姿が隠されているキャラがとても多い。本当は妖怪だったりするキャラも多い。雪姫も年齢詐称薬を飲んでいる。忍はスカートをはいておらずショートヘアだ。そのバリエーションとして性別が不詳のキャラとして九郎丸が出てくる。そして、姉御姉御と雪姫を慕う連中は遠景にあり、女でありながら雪姫に固執する夏凛がクローズアップされる。作品そのものが性別倒錯的だ」
「それってどういうこと?」
「ネギま!よりもずっと大人の話であり、しかも美少女ハーレムよりもずっと性的にディープだ。しかも、それは隠された属性としてディープなのだ」
「表向きは健全ってことだね」
「だから刀太がペロッと九郎丸のパンツの中を見るように、我々はUQ Holderの深部をめくってみれば良い」
「なるほど」
「そもそも、UQ HolderのUQは悠久であり、本来の意味が隠されているタイトルだからな。隠された真の姿というのは、この作品の一貫したテーマなんだろう。妖怪は人に変化し、雪姫は年齢を詐称し、九郎丸は男だと主張しつつも裸を見せない。フランクで正直な刀太ですら、記憶が無いという理由により何かが隠されている」
「本部も地下ダンジョンに怪物が隠されているね」
「そして協会に来た刺客も、真の姿を隠していた」
「じゃあ、まとめるとどうなんだよ」
「むっつりスケベ」
「えーっ!」
「だが、そこがいい!」