「新宿ヨドバシにいつ行っても、メカコレ二連三段空母は品薄」
「なんで?」
「やっと秘密が分かってきた」
「秘密があるの?」
「そうだ。実は上手くキットを組むと、1キットに付き1連増やせる構造だ。だから、三連三段空母にしようと思って買う奴、それ以上の段数に増やしたい奴がごっそり買う」
「そうか。そういうバカがいればいくつ仕入れてもすぐに品切れなんだね」
「他のメカで同じ現象は起きない。他のメカは全て単品で完結する」
「二連三段空母だけの問題ってことだね」
「そうだ。だからさ。たぶん既に数百人単位で多連三段空母を作っている者はいる」
オマケ §
「圧力限界点に達しています」
「これ以上の模型を部屋に置くのは無理だ。古代、新キットはけして買わないように。もらうのもダメだ」
「ミサイル接近、大形です!」
「1/500ヤマト2199だとっ!」
オマケ2 §
「結局ICEってもう1つのイスカンダルなんだよ。滅びを受け入れる女達。女達の人数が2人か2万人か違うだけで、結局は同じ事だ」
「でもICEって流行ってないよ」
「生まれてくるのが早すぎたんだ。社会はこれを受け入れられるほどにはまだ成熟していない」
「そんなものなの?」
「ヤマト1974にせよ、旧ルパンにせよ、カリ城にせよ、みんな生まれるのが早すぎた。社会が受容するには時間が必要だよ」
「どれぐらい?」
「社会が2周りか3周りぐらい成熟するぐらいの時間だな」
「なんでそんな風に思うわけ?」
「某社で某ソフトはまだ早すぎたと仕事の話をしてきたばかりだからさ」
「君も生まれるのが早すぎたソフトを書いているわけ?」
「そうだな」