2014年01月04日
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実験小説ヤマト完結編【第5稿】・古代が生き延びた理由他大幅書き足し

Written By: トーノZERO連絡先

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変更点 §

  • アナライザーはヤマトに乗っていて佐渡犬猫病院にはいないので、アナライザーの描写をカット (39p~)
  • 終盤の記述が不十分すぎたので、第4章を大幅に延長 (45p~)
  • エピローグ修正 (55p~)
  • 執筆の方針に2項目追加 (59p)

 延長箇所で行った修正の主な要素は以下の通り。

  • ヘルメットをかぶっていなかった古代が生き残った理由を説明
  • 古代が死んだと思って森雪が自殺しようとした理由を説明する
  • 真田が動けた理由を説明する
  • 旧式艦ばかりのデスラーがルガールの艦隊をあっさり蹴散らした理由を説明する
  • アクエリアスを含むどの神でもなく、沖田が最後に地球に祈った理由を説明する
  • 死んでいった宇宙戦士達のところに行こう、といって沖田がヤマトと死ぬ理由を説明する
  • アクエリアスの核融合停止の結末を明確に神殺しと位置づける
  • アクエリアスの死を、文字通りの死と、セックスにおける「死ぬ」とのダブルミーニングとして再構成する
  • スターシャが愛しているのは古代守で、2番目はデスラー、スカルダートは3番目に過ぎないことを明示する
  • アクエリアスの砂浜で森雪だけ私服である理由を明示

蛇足の説明 §

「第2稿から第4稿はどうした」

「誤字修正だけなので、特に説明抜きでこっそりファイルを入れ換えた」

「第5稿を作成した理由を説明してくれ」

「どうしても捨て置けない問題が2点と、リクエストが1点あったからだ」

「捨て置けない問題とは何だ?」

  • 間違ってアナライザーは佐渡犬猫病院にいると書いてしまったが実際には最初からヤマトに乗っている
  • 第4稿までのテキストだと、死んでいった宇宙戦士達のところに行こうという沖田の台詞につながらない

「ではリクエストとは何だ?」

「以下のリクエストだ。だから古代が死ななかった理由について第4章で補完した」

Subject: 実験小説ヤマト完結編 【第 1稿】

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20140102180035

名前: トモネコ

本文:

今、完結編を視終りました。

作品本編では、ディンギルの少年に名前さえ設定されていなかったとは!

もしも可能なら追加して欲しい補完ですが

冒頭のハイパーミサイル攻撃でヘルメットの装着が間に合わなかった古代がなぜ生存出来たのか?

「序盤の話なのに、なぜ第4章で補完したの?」

「あそこにいる古代進と名乗る男の正体は何者なのだ、という第4章のミステリーの謎解き編にあたるから」

「ミステリー?」

「看護士の森雪が死んだと思うほど完全に死んでいた古代が生きていたのだ。あれは何者だ?というミステリーが存在してもおかしくない」

感想の続き §

小説ラストのSEXの例えは、初めは少しやりすぎ(暴走)では?とも思いましたが、公開時のラストには古代と森の濃厚ラブシーンもあった訳ですし、本編の最後の最後のシーンはアクエリアス女王に向かって飛ぶヤマトが精子に見えます。

小説最後の性の例えも必然と感じました!

実験小説ヤマト完結編は本編を美味しく変化させる「魔法の調味料」です!

「ヤマト完結編にとって、実は宇宙艦による戦闘はあまり重要ではないのだよ」

「なんで?」

「実際、かなり描写が甘い。ヤマトを包囲しておきながら一瞬で壊滅するディンギルの岩石ロケット艦隊とか。要するに、この映画にとってどうでもいいことなんだよ。逆に、ロボットホースに乗って銃をうちまくるルガール閣下が凄くかっこいい。手を抜いてない。中年のヒーローだよ」

「じゃあ、この映画何なの?」

「結局虚飾を1つ1つはぎ取っていくと残るのは家族と愛と性だけなんだ」

「えー」

「その中でアクエリアスが代表するのは女性的なるもの。兵器や機械が代表するのは男性的なもの」

「じゃあ、ヤマトの波動砲発射のみならず、ディンギルのプラントも……」

「あれはアクエリアスという女性に突き刺さった棒」

「棒かよ! しかも、突き刺さってるのかよ!」

「母イコール神の死は、親離れだ。母親から切り離されて、独り立ちする。そういう話なのだよ」

「母は神か!」

「主婦は山の神とも言うしな」

「ひ~」

「とはいえ、この映画の母イコール神は既に死んでいたのだ。死んでなお子を拘束する不当なる神の呪縛を切る映画。そういうものだろう。たぶんな」

「夢から覚めて自立しろってことだね」

「そうだ。おまえの母親は既に死んでいるのだ。夢にしがみつくな、ということだ」

「では話はそれで終わるわけだね」

「そうでもない」

「は?」

「実は、乳離れできない子供達はこの映画を見ても納得が行かない。だから、ヤマトはこれで終わっているはずなのに終われない。終わりが拒否されたのだ。もちろん、続編が望まれたという意味ではない。終わりを明示したことは彼らからしたら罪なのだ。かくしてヤマトは永遠の罪人として流される。名誉の回復にはヤマト2199を待つ必要があった。しかし、未だに差別は消えない」

「では君の考えはなんだい?」

「乳離れはすべきだヨ」

「1983年の時点で?」

「そうだね。ただ十分に乳離れできるほどヤマト完結編の出来が良かったのかといえば、そこも良く分からない。そもそも完結編自身が70mm版の出現によって乳離れを完了できないことを露呈してしまった。いろいろな不幸は重なっていた。でも本来なら1983年の時点で1回乳離れして終わっているべきであった。そう思うよ」

「ひ~。じゃあ一言で要約してくれ」

「壮大な宇宙の戦争よりもセックスの比重の方がずっと大きいのだよ、この映画はね!」

「ほんとかよ」

「だからさ。映画を見たら帰りにヤマトの模型を買って作ってね、という映画ではなく、恋人とラブホテル行って子供作ってね、という映画なんだよ」

「作るものが違いすぎる!」

オマケ §

「であるから、実はかっこいいメカが一杯出てくるのに印象に残らない。残らないから商品化もされない」

「そうか」

「ディンギルの空母とか、本当はかっこいいよ。ぐるぐる回って出撃する映像が付いてるからマヌケに見えるけど」

「マヌケに見えるんじゃ、ダメじゃん!」

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