「まだマガジン買ってるのか」
「そうだ」
「今回の見どころは?」
「樋口監督登場。しかも可愛い」
「いや、それは別の漫画だから。ってか先週と同じ」
「分かった分かった、せっかち伯爵、すっかり学園漫画になったね。転校生風にお嫁さんを紹介するギャグは楽しかったよ」
「いや、それも別の漫画だから」
「こえの形って、顔に×が付いてる表現が面白いね」
「いや、それもそれも別の漫画だから」
「いや。UQ HOLDERを読み終わってそのまま勢いでいくつか読んじゃってね」
「じゃあ、UQ HOLDERの感想は勢いが付くってことでいいか?」
「助けが来るはずなのに来ないで終わってしまったからな。続きが読みたいが無いからつい別のコミックを……」
感想 §
「さて、本当のUQ HOLDERの感想に行くか」
「うん」
「身体が2つに別れた九郎丸はデビルマンを連想した」
「もっと作品の内容に関して」
「敵が弱点を示したね」
「どこ?」
「俺にやらせろという青臭いこと」
「反撃で付け入る隙ってことだね」
「でもね。本当に凄かったのは扉」
「なんで?」
「可愛い九郎丸のイラストに、男でも女でもいいとまで書かれている。これはもう半分女装子趣味へのいざないだよ」
「ひ~」
「男でも女でもいいと言い切られた瞬間、ネギま!のクラスメート女子全員を足してもかなわない別のいけない世界の扉が開かれてしまった」
「怖いぞ」
「きっと、歓迎するどマニアと、悲鳴を上げる一般人が2つに別れている頃だろう」
「ひ~」
「おそらく、この先ファンは割れるぞ」
- 九郎丸は女になって刀太と結ばれて欲しい派
- 九郎丸は男になって刀太と結ばれて欲しい派
- 九郎丸は女になって刀太は夏凛に取られて泣くべき派
- 九郎丸は男になって刀太と男友達になって欲しい派
「君はどうなんだよ」
「友達以上恋人未満の微妙な関係を維持して欲しい」
「もっと怖い」