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2014年01月29日
川俣晶の縁側過去形 本の虫ネギま!を読むtotal 1286 count

UQ HOLDER連載第20回感想【ネタバレ注意】

Written By: 川俣 晶連絡先

「なんと言うことだ。ちょっと盛りましたとせっかち伯爵が休載だ。マガジン買って必ず読む漫画が2本も休載でどうしろと」

「いや、それは目的の漫画じゃないだろ」

「しかも、君をまわしたいを読みふけってしまうし」

「目玉はエッチな小さい女の子かい?」

「いや、告白されるおばはん。趣味がマニアックだねえ」

「そっちかい」

「そういえば、講談社児童文学新人賞募集っていうのがUQ HOLDERの1ページ目の隣に載っていた。応募してみようかな」

「なんでやねん」

「子供に読ませるべき健全な夢のある、しかも大人になるまで悪夢が残るような小説を考えてみるのも面白いかと」

「こらこら、悪夢ってなんじゃい」

「だって、何も印象に残らない小説なんて面白くないだろ?」

「なんか違うと思うぞ。というか、それで入賞できるのか?」

「出来ないと思うよ」

「それでもチャレンジを試みるわけか?」

「制約は創作の神だからね。100%の自由よりも制限はあった方がいい」

「良くわからん!」

感想 §

「いい加減本題に入れよ」

「せっかち伯爵か」

「いや、UQ HOLDERだ」

「そうだな。今回の題材は究極の変態セックスの隠喩ってやつだろう」

「変態セックスって何だよ」

「SMはセックスでは無いという言葉が事実ならセックスではないがな」

「つまりなんだよ」

「これらは変態さんのSMの特徴に全て重なる」

  • 苦痛は与えるか身体に決定的な傷は付けない
  • 裸にする
  • 拘束する
  • 身体を舐める
  • 相手の秘密を語って精神的な羞恥を誘う
  • 攻守の交代
  • 拘束しての愛の囁き

「それが結論か」

「いいや。そうではない」

「まだ何かあるのかよ」

「だからね。最後の技がホーリー・フィストであることは、実はフィストとはフィスト・ファックという言葉があって、これも変態行為の一種」

「それでどうなるんだい?」

「この結末は、言葉では明確に書いていないが、要するに『逝ってしまえ』ということなのだ。その意味はダブルミーニングで変態プレイで絶頂に達することと、死んでしまえという2つの意味がある」

「絶頂は小さな死か!」

「更に言えば、夏凛は要するにいつでも主導権を取れたわけで、つまりあえて相手の求めた苦痛に乗ったとも言える」

「結末は冷淡だよ」

「だからさ。『ちょっとは期待したけど、ちっとも良くなかったわ、がっかりよ変態さん。もう2度と近づかないで』ってことだ」

「つまりどういうことだよ」

「ガンフロンティア的に言えば、池でシヌノラを襲った男は、ナニはイマイチだったがムードだけはあった、ということだ。だから一時的に受け入れることは受け入れるが相手が死んでも別に後悔はしない」

「喩えが良く分からないよ」

「分からなくていいんだよ」

「なんで?」

「だからさ。UQ HOLDERはあくまで清く正しい健全な作品であり、品のないことはしない。だから表面的にはそんな淫靡な物語は存在しない。絵にも描かれない。シャワー中に刺客に狙われた夏凛が影縛りで拘束されたが反撃して相手を倒した。そういうことだ。あくまでそういう話。それでいいわけだ」

「じゃあ、変態とかSMとかセックスは無いわけだね?」

「変態とは言ってるけどな」

「ひ~」

「最後のコマの変態というキーワードから変態のドアを開いて遡ると変態ワールドに行ける」

「どこまで戻れるんだよ」

「実は十字架の拘束で動けない刀太も一種の変態的行為の隠喩と言える。身体をいためつけられる九郎丸は言うまでもない。そこで問題はいきなり間に割って入る少年の意味だ」

「少年愛なのか? それも変態なのか?」

「確かにそれも変態なのだが、実は変態の分野が違う。SMマニアは少年愛を持っているとは限らない。併発している可能性はあるが、違うかもしれない。直接関係は無いわけだ」

「それで?」

「だからさ。刀太、九郎丸と敵は同じルールで相まみえる変態仲間なのだ」

「どんなルールだよ」

「不死者と不死狩り」

「それで?」

「ところが、この少年は変態ワールに足を踏み入れる権利を持っているにも関わらず、ルールを共有していない。つまり、この少年が間に割って入った瞬間、変態行為が一時中断されてしまう。不死狩りはあくまで不死者を狩る存在であり、生者はまた別なのだ。しかし、現状は生者も殺しているので、中断はあくまで一時的なものに過ぎない。やっぱりやっちゃっていいと判断されれば少年は無力だ。あっさり邪魔な異物として排除されるだろう」

「つまり何だよ」

「おそらく、時間稼ぎとして少年に行為は意味があるのだろう」

「時間を稼いでどうなるんだよ」

「それは次回以降のお楽しみ」

オマケ §

「そういえば、むろみさんも、治療したい病の変態看護士ワールドだな。君を回したいも、オバコンの変態ワールドだな。どっちもギャグで流しているから致命傷になっていないが、危ない世界にあと一息だ」

「危ない世界から離れろってことだね」

「違うよ、紙一重で危ない世界を避けて通るから面白いんじゃないか」

「そんな発想で児童文学なんて書けるのかよ」

「書ける書ける。表面的には健全だが、大人になって読み返すと『これSMじゃん』ってのをいくらでも書ける」

「ホントかよ」

「昔は悪人に縛られたヒロインがよくアニメに出たものだ。でも、みんな変態とは思わずに見ていたよ」

「ひ~」

「旧ルパンの峰不二子でくすぐりマニアになった人だっているしな。十字架で拘束されたウルトラセブン(夜明けと共に処刑する!)に官能を感じる人もいる」

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「なんと言うことだ。ちょっと盛りましたとせっかち伯爵が休載だ。マガジン買って必ず読む漫画が2本も休載でどうしろと」

「いや、それは目的の漫画じゃないだろ」

「しかも、君をまわしたいを読みふけってしまうし」

「目玉はエッチな小さい女の子かい?」

「いや、告白されるおばはん。趣味がマニアックだねえ」

「そっちかい」

「そういえば、講談社児童文学新人賞募集っていうのがUQ HOLDERの1ページ目の隣に載っていた。応募してみようかな」

「なんでやねん」

「子供に読ませるべき健全な夢のある、しかも大人になるまで悪夢が残るような小説を考えてみるのも面白いかと」

「こらこら、悪夢ってなんじゃい」

「だって、何も印象に残らない小説なんて面白くないだろ?」

「なんか違うと思うぞ。というか、それで入賞できるのか?」

「出来ないと思うよ」

「それでもチャレンジを試みるわけか?」

「制約は創作の神だからね。100%の自由よりも制限はあった方がいい」

「良くわからん!」

感想 §

「いい加減本題に入れよ」

「せっかち伯爵か」

「いや、UQ HOLDERだ」

「そうだな。今回の題材は究極の変態セックスの隠喩ってやつだろう」

「変態セックスって何だよ」

「SMはセックスでは無いという言葉が事実ならセックスではないがな」

「つまりなんだよ」

「これらは変態さんのSMの特徴に全て重なる」

  • 苦痛は与えるか身体に決定的な傷は付けない
  • 裸にする
  • 拘束する
  • 身体を舐める
  • 相手の秘密を語って精神的な羞恥を誘う
  • 攻守の交代
  • 拘束しての愛の囁き

「それが結論か」

「いいや。そうではない」

「まだ何かあるのかよ」

「だからね。最後の技がホーリー・フィストであることは、実はフィストとはフィスト・ファックという言葉があって、これも変態行為の一種」

「それでどうなるんだい?」

「この結末は、言葉では明確に書いていないが、要するに『逝ってしまえ』ということなのだ。その意味はダブルミーニングで変態プレイで絶頂に達することと、死んでしまえという2つの意味がある」

「絶頂は小さな死か!」

「更に言えば、夏凛は要するにいつでも主導権を取れたわけで、つまりあえて相手の求めた苦痛に乗ったとも言える」

「結末は冷淡だよ」

「だからさ。『ちょっとは期待したけど、ちっとも良くなかったわ、がっかりよ変態さん。もう2度と近づかないで』ってことだ」

「つまりどういうことだよ」

「ガンフロンティア的に言えば、池でシヌノラを襲った男は、ナニはイマイチだったがムードだけはあった、ということだ。だから一時的に受け入れることは受け入れるが相手が死んでも別に後悔はしない」

「喩えが良く分からないよ」

「分からなくていいんだよ」

「なんで?」

「だからさ。UQ HOLDERはあくまで清く正しい健全な作品であり、品のないことはしない。だから表面的にはそんな淫靡な物語は存在しない。絵にも描かれない。シャワー中に刺客に狙われた夏凛が影縛りで拘束されたが反撃して相手を倒した。そういうことだ。あくまでそういう話。それでいいわけだ」

「じゃあ、変態とかSMとかセックスは無いわけだね?」

「変態とは言ってるけどな」

「ひ~」

「最後のコマの変態というキーワードから変態のドアを開いて遡ると変態ワールドに行ける」

「どこまで戻れるんだよ」

「実は十字架の拘束で動けない刀太も一種の変態的行為の隠喩と言える。身体をいためつけられる九郎丸は言うまでもない。そこで問題はいきなり間に割って入る少年の意味だ」

「少年愛なのか? それも変態なのか?」

「確かにそれも変態なのだが、実は変態の分野が違う。SMマニアは少年愛を持っているとは限らない。併発している可能性はあるが、違うかもしれない。直接関係は無いわけだ」

「それで?」

「だからさ。刀太、九郎丸と敵は同じルールで相まみえる変態仲間なのだ」

「どんなルールだよ」

「不死者と不死狩り」

「それで?」

「ところが、この少年は変態ワールに足を踏み入れる権利を持っているにも関わらず、ルールを共有していない。つまり、この少年が間に割って入った瞬間、変態行為が一時中断されてしまう。不死狩りはあくまで不死者を狩る存在であり、生者はまた別なのだ。しかし、現状は生者も殺しているので、中断はあくまで一時的なものに過ぎない。やっぱりやっちゃっていいと判断されれば少年は無力だ。あっさり邪魔な異物として排除されるだろう」

「つまり何だよ」

「おそらく、時間稼ぎとして少年に行為は意味があるのだろう」

「時間を稼いでどうなるんだよ」

「それは次回以降のお楽しみ」

オマケ §

「そういえば、むろみさんも、治療したい病の変態看護士ワールドだな。君を回したいも、オバコンの変態ワールドだな。どっちもギャグで流しているから致命傷になっていないが、危ない世界にあと一息だ」

「危ない世界から離れろってことだね」

「違うよ、紙一重で危ない世界を避けて通るから面白いんじゃないか」

「そんな発想で児童文学なんて書けるのかよ」

「書ける書ける。表面的には健全だが、大人になって読み返すと『これSMじゃん』ってのをいくらでも書ける」

「ホントかよ」

「昔は悪人に縛られたヒロインがよくアニメに出たものだ。でも、みんな変態とは思わずに見ていたよ」

「ひ~」

「旧ルパンの峰不二子でくすぐりマニアになった人だっているしな。十字架で拘束されたウルトラセブン(夜明けと共に処刑する!)に官能を感じる人もいる」

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