「ルガールがザールに語るディンギルの歴史から、救出の部分だけを抜粋すると以下のようになる」
- 空の一角から宇宙人の乗った円盤が現れた
- 1人でも助けようと救いに降りてきた
- 連れて行かれた先の惑星ディンギルを征服し新たなる王国を築いた
「これがどうした」
「実はここで宇宙人の正体に関して解釈が別れることに気付いた」
「えっ?」
- 宇宙人はアクエリアス人である。1人でも助けようと救いに降りてきた慈愛はアクエリアス人っぽい
- 宇宙人は元ディンギル星人である。連れて行かれた先の惑星ディンギルを征服したのだから、先住民がいないとおかしい。それが元ディンギル星人。
- 宇宙人は未知の宇宙人である。アクエリアス人や元ディンギル星人ならそういうはずだ
「うちの実験小説ヤマト完結編は宇宙人はアクエリアス人説に立つが、WikiPediaのディンギル帝国の項目では『先住ディンギル人の円盤によって救出され、ディンギル星へ移住したが、やがて大恩ある先住ディンギル人を駆逐してディンギル帝国を築いた』としていて、宇宙人は元ディンギル星人説を採る。しかし、原ディンギル型UFOプレ・ノアの項目では『他の宇宙人』という表記であり、中立だ。というか、これが最もフィルムに忠実だ」
「フィルムで宇宙人としか言っていないので、宇宙人というしかないわけだね」
「そうだ。宇宙人というしかないが、それでは物語が想像出来ない」
「なかなか悩ましい問題だね」
オマケ §
「ああっ。こういうの代々木上原の古賀政男音楽博物館で見たことあるような気がする。ヤマトじゃないけど」
「ほんとかよ」
「いや、昔のことだから既に詳細は忘れた。違うかも知れない」