「ぜんぜん作風が違うし、関係も無いだろうと思っていたよ」
「ふーん。確かに全く違う感じだよね。英国紳士としては東洋の野蛮人の集団には混ざれないよね」
「ところがね。オーディオコメンタリーのために再生したらオープニングであることに気付いてビックリしたよ」
「どこに?」
「レイトン教授と永遠の歌姫、1本の映画に7人の演出がいるんだが、そのうちの1人が本郷みつるさんなんだよね」
「ヤマト2199第9話の?」
「そうみたいだ」
「キョロちゃんの?」
「そうみたいだ」
「いいのかよ、英国紳士としては」
「ヤマト2199のバックグラウンドは海上自衛隊で、海上自衛隊の前身は旧日本海軍、そして、旧日本海軍の師匠は英国海軍。まあいいんじゃないか? 英国紳士としては」
面白いこと §
「レイトン教授の大泉洋さん。実は千と千尋の神隠しの番台蛙役、茄子 アンダルシアの夏の主人公、ハウルの動く城のカブっていうのは、それもちょっと意外性のある話だな」
「蛙、ぺぺ、カブというのは英国紳士では無いな」
「ところが、ハウルは英国風の世界なので、英国紳士と親和性がある」
オマケ §
「他に接点は無いのかよ」
「オーディオコメンタリーを聞いていて気付いた。山寺宏一さんが出ている。ピエール・スターバック役だ」
「スターバック? パイロット?」
「いや、脇役のサッカー選手」
「覚えてねえ!」
「ノーパン男、グロスキー警部が大塚芳忠さん。パンツが空を飛ぶ」
「ひ~」
「スタッフリストを見ると井上喜久子さんとか中田譲治さんとかも出てるな」
「しかし、最強ノーパン、グロスキー警部が大塚芳忠さんのインパクトには負けるわけだね?」
「そうそう。オーディオコメンタリーでも、いちいちこのシーンのグロスキー警部はノーパンですって説明が入る。グロスキー警部最強」
オマケ2 §
「オーディオコメンタリーは、水樹奈々さんで良かった、という終わりであった」
「水樹奈々さんって第7章のエンディングじゃないか」
「しかし、この映画のエンディングは本当に聞き応えのある凄い歌だよ。アイドル歌手の歌い方じゃ無い。アメージング・グレイス的なものを歌う歌い方だよ」
「それはどいういうことだい?」
「レイトン教授の方が水樹奈々さんの使い方が圧倒的に上手いが、第七章はやはり合唱の後で流れる関係上、実力以上に印象が弱くなったのは構成上残念だと言える」
「歌手の実力と関係なく、あそこで合唱を入れられたらそこでヤマトファンの魂は持ち去られるってことだね」
「交響組曲を暗記するほど聴いているファンには当然のことだ」
オマケIII §
「水樹奈々さん。思い出のアニソンとしてアンバランスなKissをして(幽☆遊☆白書)……とWikiPediaに書かれているのを見てなるほどなと思った」
「なんで?」
「あれはいい歌だよ。収録しているCDは持っているよ」
「でも幽☆遊☆白書だろ?」
「音楽的には結構凄いぞ。なめたものではない。オタクはすぐなめるけどな」
「自分達向けじゃないと思うとすぐスルーするわけだね」
「でも、そんなのはアニメファンじゃない。アニメファンならアニメを愛好するべきで、アニメに垣根なんか作るべきでは無い。スタッフの良い仕事はジャンルで変化なんてしないよ」
「君は垣根を作って萌えアニメだとスルーするだろ?」
「自分はそもそもアニメファンを終わってしまったからな。アニメを公平に評価しようなんて思っちゃいない」
「君が持っているCDってなんだい?」
「ローマ字表記でフォルダを掘ってあるが、Yuyuhakusho Original Soundtrack Vol.2 Makai no Tobira Henってやつだな」
「ふーん」
「アンバランスなKissをしてもいいんだが、他のBGM曲もリズム的に過激で凄くいいぞ」
「リズム人間が来たよ」
「まあ、これまでいろんなCDを買ったけれど、最上位のグループに入れて良いCDだな」
「今聞いたらこんなではなかった、じゃないの?」
「バカを言え、聞きながら書いている。今は今だ」
「えー」
「BGMは特に9曲目の凄みが凄いよ特に凄い。もちろん、アンバランスなKissをしても凄い」
「ひ~」
「実は馬渡松子のアルバムも1枚持っている。nice unbalanceだな。微笑みの爆弾とかさよならbyebyeも入っていて嫌いじゃ無いんだが、こっちのCDの凄みには負ける。凄く質が高い良いものだけど、それでもちょっとこっちが上」
「えー」
「さよならbyebyeも好きなんだよ。これはこれで良いと推薦できる」
「どこが?」
「リズム」
「リズム人間が来たよ」
「……とそのリズムを完璧に歌いきる馬渡松子のボーカル」
「リズム人間が来たよ」
「ありがとございます」
「それは別の歌」
「話が脱線した。アンバランスなKissをしての話だったな」
「ちがーう! せめてレイトン教授まで戻ってこい! ホントはヤマトまで戻って欲しいけど。せめてレイトン教授まで戻れ!」
オマケ完結編 §
「結局残された問題はなんだい?」
「レイトン教授と永遠の歌姫のサントラCD。安ければ買ってもいいかなと思ったけど、Amazonで値段を調べたら新品で1万円以上もするんだよ! プレミア価格なんだよ!」
「ひ~」
「これでヤマト復活篇と同時期に上映された映画なんだぜっ!」
オマケサイボーグ §
「推理サイボーグ真田志郎の敵として考えた1人がレイトン教授だからな。でも時代が違うので、クレイトン教授という別人にして、助手はルークじゃなくてポーン」
「いかにも負けそうな名前だな」
「英国紳士としては当然のことだ。勝負より困っている女性を助ける方が優先だ」
「じゃあ、困っている全裸少女を助けにテレザートにも行ける?」
「英国紳士としては当然のことだ」
「嘘つけっ! ってか話がヤマトに戻っている」
「謎(のメッセージ)解明」