2014年05月05日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマトtotal 1731 count

軍艦趣味における宇宙戦艦ヤマトと艦これの位置づけを考察する

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

ビックリ3連発。1) 新戦艦高千穂の新刊が出ている。2) 代アニのイラストコンテスト入賞者の表紙イラストで現代風。3) 表紙イラストの背景は、軍艦ではなく未知の超兵器に違いない http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4880096067/autumnmagazin-22

「ってわけでだ。うん」

「何がうんなんだ」

「軍艦が描けないことはイラストレーターとしても漫画家としても恥ではない。むしろ、描ける人が非常にレアな少数派であろう」

「そうなの? 宇宙戦艦ヤマトを描く人は多いよ」

「そこだっ!」

「えっ? どこどこ?」

「軍艦趣味っていうのは、本来非常に特殊で素人が簡単に入り込めるものではない。自分ですら、辺境領域をうろうろしている程度で入り込んだとは言えない」

「でも、ヤマトはハードルが低いよ」

「そうなんだ。だから戦後日本の戦記ブームで少年マガジンで兵器を図解しちゃったりすることを通して、ハードルは少し下がった。しかし、少年マガジンの図解で納得するレベルとは、本当の軍艦趣味ではないんだ」

「そんなもの?」

「そうだ。しかし、マスプロダクトとして軍艦の模型やコミックを売らなくてはならないから、間口を広げる必要がある」

「確かに。特殊な趣味なら量産品は売れないね」

「だからね。軍艦の軍艦としてのありようを少しずつ削って、通俗的に受け入れられやすい軍艦像が提示される。それが宇宙戦艦ヤマトということになる。この段階では旧海軍的な価値観は大幅に後退して、代わりにSF的な価値観が入り込む。そのため、単に画面を見ていればそれでいい。艦隊という概念も大幅に後退する。たいていヤマトは単艦行動だ。環境そのものがデフォルメされてしまう」

「なるほど。一隻で戦艦であり空母であり爆雷まで落とすのはやりすぎってことだね」

「でもね。それは問題を単純化して間口を広げるには必要だったのだ」

「なるほど」

「しかし、既に本当の軍艦趣味からはかなり逸脱しているので、ヤマトファンでも軍艦が分からない人はいくらでもいる」

「えー、本当かよ」

「本当本当」

「じゃあ、ヤマトはダメなの?」

「ダメとは言わないよ。もっと別の側面がいくらでもあるから」

「そうか……」

「でもね。この流れを先に進めると何が出てくるのか」

「何が出るの?」

「艦これだよ。軍艦の間口をヤマト以上に広げた」

「でも広がってはいるけど、もう軍艦の姿が見えないよ」

「だからさ。軍艦の軍艦としてのありようは切り捨てられているんだよ、間口を広げる代償として」

「でもさ。それって、本当の軍艦趣味との差はもっと開いたってこと?」

「そうだ」

「本当の軍艦趣味から見ると、どんな風に見えるのだろうね」

「あんなのどこが軍艦なのかと思うかもしれないが、かけ離れすぎているのでかえって受容してしまうかもしれない」

「本当かよ」

「知らない。おいらは軍艦趣味の本当にコアな部分には一切タッチしてないから」

オマケ §

「うるさい軍艦ブームにはどうしたい?」

「セーラー服を着て鉄仮面かぶってヨーヨー持って、ぜかましかーっ! と叫びたい」

「いや。ぜかましは艦これネタだって」

「昔は横書きの語順が逆なので、みんな今から見ると逆に書いてあるように見える。歴史趣味者から見れば、当たり前で見慣れた光景でしかないので、いちいちネタにもならない。そんなものは死ぬほど溢れている。だから『ぜかまし』の意味はすぐ分かったよ」

「ラーメン二郎のマシマシは関係無いのだね?」

「関係ねえよっ!」

「食堂車のマシも」

「関係ねえよっ!」

オマケ2 §

「じゃあ、ぜかましは、しまかぜなんだね?」

「そうだ。島風だ」

「君は島風を知ってるわけだね?」

「知っている」

「島風ってなに?」

「駆逐艦のくせに艦底が特製のダイキャストで高いんだよ、これだけ」

「WLの話じゃねえ!」

オマケ2220 §

「じゃあ、ぜかましは、しまかぜなんだね?」

「そうだ。島風だ」

「君は島風を知ってるわけだね?」

「知っている」

「島風ってなに?」

「古代がアマールから地球に戻した6隻の移民船の護衛に付けられた一隻」

「何かが違う……」

オマケーズ §

「軍艦は描けない人が強引に描くと軍艦ではない変なものになってしまう」

「そうか」

「でも描ける人が描くと、デフォルメしても可愛い軍艦になる。というわけで、映画プレーンズが見たいなあ」

「飛行機の映画だろ」

「宣伝見たら空母出てくるんだよ。あと大和も出るらしい」

「それで見に行ったの?」

「行った行った。良かったよ凄く」

「艦これとどこが違うわけ?」

「艦これは分かり易さのために肝心な部分を悪魔に売り渡しているが、フライゼンハワーは何もかも悪魔に売ったのに魂だけはけして売らずに残っている感じ」

オマケのオマケ §

「だからさ。艦これ風に美少女と絡めれば今まで見向きもしなかった人にみてもらえるチャンスだから、理解されない趣味を持つ人はやればいいという人がいるけど、おいらは絶対にやらない」

「なんで?」

「一番重要なポイントだけが抜け落ちるから」

「ひ~」

「そこだけ伝わればいい。あとは些末な問題」

「は?」

「と考えたとき、そこだけ伝われば良いツボだけは抜け落ちてしまうから、方法論としては最悪だ」

「どうでもいいことは伝わっても伝わらなくてもいいわけだね」

オマケのオマケのオマケ §

「分かりやすい例ってない?」

「そうだな。嘘か本当か知らないが『三笠なんて戦艦は無いよ、ははは』って話題はあったな」

「中途半端な耳年増の艦これマニアは困るって話だね」

「ちなみに、宇宙戦艦ミカサってネタは考えたぞ」

「なんでだよ」

「保存艦だからな。未来にも存在しているはずだ。だからそれを改造して宇宙へ。海底で朽ち果てた他の戦艦よりはマシな空想だ」

「マシか」

「マシでもしょせんは空想だけどな」

「ぎゃふん」

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宇宙戦艦ヤマトとその時代【Kindle版電子書籍】 §

 宇宙戦艦ヤマト成立の時代背景を検証した研究書です。ブログに書いていない話題も多く収録しています。是非お読みください。Android/iPhone/iPad/Windows PCなどですぐ読めます。Webブラウザ用のリーダーもAmazonから提供されています。

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ビックリ3連発。1) 新戦艦高千穂の新刊が出ている。2) 代アニのイラストコンテスト入賞者の表紙イラストで現代風。3) 表紙イラストの背景は、軍艦ではなく未知の超兵器に違いない http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4880096067/autumnmagazin-22

「ってわけでだ。うん」

「何がうんなんだ」

「軍艦が描けないことはイラストレーターとしても漫画家としても恥ではない。むしろ、描ける人が非常にレアな少数派であろう」

「そうなの? 宇宙戦艦ヤマトを描く人は多いよ」

「そこだっ!」

「えっ? どこどこ?」

「軍艦趣味っていうのは、本来非常に特殊で素人が簡単に入り込めるものではない。自分ですら、辺境領域をうろうろしている程度で入り込んだとは言えない」

「でも、ヤマトはハードルが低いよ」

「そうなんだ。だから戦後日本の戦記ブームで少年マガジンで兵器を図解しちゃったりすることを通して、ハードルは少し下がった。しかし、少年マガジンの図解で納得するレベルとは、本当の軍艦趣味ではないんだ」

「そんなもの?」

「そうだ。しかし、マスプロダクトとして軍艦の模型やコミックを売らなくてはならないから、間口を広げる必要がある」

「確かに。特殊な趣味なら量産品は売れないね」

「だからね。軍艦の軍艦としてのありようを少しずつ削って、通俗的に受け入れられやすい軍艦像が提示される。それが宇宙戦艦ヤマトということになる。この段階では旧海軍的な価値観は大幅に後退して、代わりにSF的な価値観が入り込む。そのため、単に画面を見ていればそれでいい。艦隊という概念も大幅に後退する。たいていヤマトは単艦行動だ。環境そのものがデフォルメされてしまう」

「なるほど。一隻で戦艦であり空母であり爆雷まで落とすのはやりすぎってことだね」

「でもね。それは問題を単純化して間口を広げるには必要だったのだ」

「なるほど」

「しかし、既に本当の軍艦趣味からはかなり逸脱しているので、ヤマトファンでも軍艦が分からない人はいくらでもいる」

「えー、本当かよ」

「本当本当」

「じゃあ、ヤマトはダメなの?」

「ダメとは言わないよ。もっと別の側面がいくらでもあるから」

「そうか……」

「でもね。この流れを先に進めると何が出てくるのか」

「何が出るの?」

「艦これだよ。軍艦の間口をヤマト以上に広げた」

「でも広がってはいるけど、もう軍艦の姿が見えないよ」

「だからさ。軍艦の軍艦としてのありようは切り捨てられているんだよ、間口を広げる代償として」

「でもさ。それって、本当の軍艦趣味との差はもっと開いたってこと?」

「そうだ」

「本当の軍艦趣味から見ると、どんな風に見えるのだろうね」

「あんなのどこが軍艦なのかと思うかもしれないが、かけ離れすぎているのでかえって受容してしまうかもしれない」

「本当かよ」

「知らない。おいらは軍艦趣味の本当にコアな部分には一切タッチしてないから」

オマケ §

「うるさい軍艦ブームにはどうしたい?」

「セーラー服を着て鉄仮面かぶってヨーヨー持って、ぜかましかーっ! と叫びたい」

「いや。ぜかましは艦これネタだって」

「昔は横書きの語順が逆なので、みんな今から見ると逆に書いてあるように見える。歴史趣味者から見れば、当たり前で見慣れた光景でしかないので、いちいちネタにもならない。そんなものは死ぬほど溢れている。だから『ぜかまし』の意味はすぐ分かったよ」

「ラーメン二郎のマシマシは関係無いのだね?」

「関係ねえよっ!」

「食堂車のマシも」

「関係ねえよっ!」

オマケ2 §

「じゃあ、ぜかましは、しまかぜなんだね?」

「そうだ。島風だ」

「君は島風を知ってるわけだね?」

「知っている」

「島風ってなに?」

「駆逐艦のくせに艦底が特製のダイキャストで高いんだよ、これだけ」

「WLの話じゃねえ!」

オマケ2220 §

「じゃあ、ぜかましは、しまかぜなんだね?」

「そうだ。島風だ」

「君は島風を知ってるわけだね?」

「知っている」

「島風ってなに?」

「古代がアマールから地球に戻した6隻の移民船の護衛に付けられた一隻」

「何かが違う……」

オマケーズ §

「軍艦は描けない人が強引に描くと軍艦ではない変なものになってしまう」

「そうか」

「でも描ける人が描くと、デフォルメしても可愛い軍艦になる。というわけで、映画プレーンズが見たいなあ」

「飛行機の映画だろ」

「宣伝見たら空母出てくるんだよ。あと大和も出るらしい」

「それで見に行ったの?」

「行った行った。良かったよ凄く」

「艦これとどこが違うわけ?」

「艦これは分かり易さのために肝心な部分を悪魔に売り渡しているが、フライゼンハワーは何もかも悪魔に売ったのに魂だけはけして売らずに残っている感じ」

オマケのオマケ §

「だからさ。艦これ風に美少女と絡めれば今まで見向きもしなかった人にみてもらえるチャンスだから、理解されない趣味を持つ人はやればいいという人がいるけど、おいらは絶対にやらない」

「なんで?」

「一番重要なポイントだけが抜け落ちるから」

「ひ~」

「そこだけ伝わればいい。あとは些末な問題」

「は?」

「と考えたとき、そこだけ伝われば良いツボだけは抜け落ちてしまうから、方法論としては最悪だ」

「どうでもいいことは伝わっても伝わらなくてもいいわけだね」

オマケのオマケのオマケ §

「分かりやすい例ってない?」

「そうだな。嘘か本当か知らないが『三笠なんて戦艦は無いよ、ははは』って話題はあったな」

「中途半端な耳年増の艦これマニアは困るって話だね」

「ちなみに、宇宙戦艦ミカサってネタは考えたぞ」

「なんでだよ」

「保存艦だからな。未来にも存在しているはずだ。だからそれを改造して宇宙へ。海底で朽ち果てた他の戦艦よりはマシな空想だ」

「マシか」

「マシでもしょせんは空想だけどな」

「ぎゃふん」

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