「宇宙戦艦ヤマト研究序論を今改めて語っておこう」
「前提の話だね」
「そうだ。前提だ」
「なぜ今になって?」
「どうも誤解があるようなので」
Subject: ヤマト2199の深層・なぜ今ヤマト2199なのか
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20140506085759
名前: トモネコ
本文:
【衝撃】2199の死海文書は実在した!
お疲れ様です。
YAMATO reactivate(むらかわみちお党、2009年刊)
をついに入手しました!
そうそうたるメンバーが寄稿してヤマト愛溢れるもの凄い同人誌なのですが、特に出渕総監督と樋口監督の対談「ヤマトを今、自分で作るならこうする」の内容が恐ろしく、まさに2199の死海文書、よげんの書といえる内容となっています(驚)
・ヤマトは333メートルとする。
(艦載機はドラム、リボルバー式として狭い艦内に積み込む)
・ブラックタイガーでは海老なので「隼」とする。
(発艦は落とす、着艦は逃げる!)
・ゆきかぜ、沖田艦は重力制御は出来ない。
(ヤマトは波動エンジン理論で制御)
・波動砲は地球人が造った兵器。
(核拡散防止禁止に当たる、ガ軍では開発中)
・山本とガ捕虜は女にする。
・音楽は足りない
部分は息子の彬良さん。
・「宇宙船乗りの歌」
(ゆきかぜが突っ込んでゆくときに使用)
・シュルツは二等臣民(二等市民)
(移民、植民、混血、融和政策)
・ナチスの殲滅では無くローマ帝国。
・実際はやっていたらどんどん苦しくなる。
他にもイラストで
・ドリルミサイルは転用兵器(長谷川先生)
・岬の原型のツインテール少女(あびゅうきょ先生)
(ツンデレ、ヤンデレ萌え少女が大量に乗り込む)
などなど、関係者の皆様の頭のでは2199が
ほぼ完成しています!
2199の放送前にこの本を手にしないで良かったです。
(ネタバレで楽しみ半減の危機でした)
むらかわ先生の「会戦」にも幻の続編が予定されていた事も判明!(脚本までは進んだそうですが..)
「う~ん読みたいです!」
(会戦は一部修正も入っています)
樋口監督の幻の実写についての記述もあります。
ヤマト研究には必携の本と思います。
「どこに誤解があるのだい?」
「現在進行形の作品は研究の対象にはならない。従って、ヤマト2199に関して研究したいとも思っていないし、資料も集めていない」
「なぜ研究の対象にはならないんだい?」
「たとえばね。先行する作品との類似性を発見してしまうことは、既に終わってビジネスの対象にもあまりなっていない古い作品の場合は研究としてオーケーだ。しかし、現在進行形の作品の場合『なんだXXの猿まねか』などという風説が流布されてしまうとビジネスにも差し障りがある。それに開けてはならない箱はいろいろある。それを開けたくは無いしね」
「その開けてはならない箱ってなんだい?」
「それを説明するほど野暮ではないよ」
「えー」
「まあ、ある程度の社会経験があれば、どこの組織にもある『触れてはならない領域』はわかると思うけどな」
「ひ~」
「というわけで、おいらはヤマトに2199に関しては気付いたことは書くけど、解き明かしたいとは思っていないし、そもそも解き明かせないだろうと思う」
「なんで解き明かせないの?」
「いくらでも作りながら解釈は変更されていくんだ。結論が変化していくのに、それを探り当てることにどんな意味があるんだ?」
「ひえ~」
「結局さ。おいらが何を発見しようともヤマト1974のBD-BOXの売れ行きは変化しないだろうけどね。ヤマト2199には影響するかも知れない。そういう意味で、話題は限定されると思っていいし、踏み込まない領域も存在することがわかると思う」
「じゃあヤマト2199は嫌いなの?」
「そういう意味ではないよ。やはり劇場版は見たいと思う。でもね。舞台裏を何もかも知りたいとは思わないよ」
オマケ §
「むしろね。舞台裏が透けて見えてしまう場合があることの方が問題だな」
「夢が壊れちゃうわけだね」
「助けてミレーネル。もっと完璧な夢を見せて!」
オマケ2 §
「ヤマト2199は、ヤマトに波動砲を作った罪があると言う話だが、知らずに作ってしまった形になり、不可抗力だ。でも、それはイマイチ面白くないと言えば面白くない。やはり、地球を救うためにあえて罪を犯すという話の方が好きだ」
「じゃあヤマト2199は失敗なの?」
「そうとも言えない。自分からあえて罪を背負うという話は重すぎて背負いきれない視聴者もおそらく多いからだ」
「ひ~」
「ヤマト2199は最悪のヤマトというわけでもないし、まあヤマトだし見るよ。見たらそれなりに楽しいしね。でも自分が考えるヤマト像とは違う。ヤマト像とは違うが、そんなヤマトはよくあることなので別に問題にはしない」
「問題にはしないが、それは追求の対象ではないわけだね?」
「そうだ。自分が本当に必要としているのは過去の自分に影響を与えたものの正体を知ることであり、現在進行形の作品の解釈ではない」