2014年10月02日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマトtotal 828 count

ヤマトの敵はガンダムじゃない!

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

ID: 20140927091118

Subject: むらかわ版ヤマト2199第5巻感想

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20140927091118

名前: めとろん

本文:

トーノ様 こんばんは。

本日、全日本模型ホビーショーに行って参りました。

注目の「1/1000 ナスカ級宇宙中型空母(仮称)」もありました。

ヤマト最大の敵...と添えられて。

やはり、さいたまヤマトークで西井チーフDが仰った「新しいメカ」はこの艦のことだったのでしょうか...

余談ですが、「艦これ」の「戦艦大和」の艦娘に、本家「ヤマト」のブース以上に人が群がっていたのが癪に障りました。

どう見てもヤマト1974世代が多かったような気も...

「ヤマト最大の敵は何か」

  • ナスカ級なのか?
  • 火炎直撃砲のメダルーサだろメダルーサ
  • ビジネス上の敵はガンダムだろう。打倒ガンダム

「どれなんだよ」

「実はね、新宿ヨドバシの模型売り場のレイアウトが大幅に変わっていて以下の特徴があった」

  • かつて最も奧にあった艦船模型の売り場が(他のスケールモデルと一緒に)手前に出てきた
  • その分だけガンダムの一部が後退している
  • ヤマト関係は艦船模型の向かい側にあり、位置はやや奧に後退気味であり、規模は微減

「ビゲン? サーブ?」

「違う。微減だ」

「それで何か言いたいわけ?」

「艦これブームは、艦船スケールモデルの棚を手前に出してくるほどの効能があったようだ」

「つまり、大きいわけだね」

「そうだ。そして、ヤマトとスケールモデルの艦船が向かい合わせて隣接して配置されるようになったのは、客層が似ているという判断なのだろう」

「宇宙戦艦ヤマトを買う人は、戦艦大和も買う可能性が高いってことだね」

「どこまで事実か分からないが、確かに重なっている客層はいる。ヤマト模型の電飾で有名なayahttさんは艦船模型も作るしね。この配置は無駄ではないと思う」

「じゃあ、何をわざわざ言いたいんだよ」

「だからさ。ヤマトはガンダムの美味しいところの一部を吸い取ってブーム化したが、今度は艦これに美味しいところを吸われつつある、という印象を感じたよ」

「なぜ吸われてしまうの?」

「実はアニメクライシス1983論からスタートして、ゴーバリアン研究を進めている段階で良く分かってきたが、一般客の平均水準はそれほど高くない。その平均水準に対して、ゴーバリアンですらレベルが高すぎる。ましてヤマトだ。ヤマトファンに対して【その程度のことも分からないのかっ!】と思うこともあるのだが、実はそのことはヤマトファンの水準が低いことを意味しない。実は、一般客の平均水準よりもずっと高いんだ」

「裏を返せば、一般客の平均水準はもっと下だってことだね」

「そう。巨大ロボットでプロレスする程度で満足してしまう」

「戦争ですらないわけだね」

「そう。巨大ロボットで戦争をするレベルですらない。プロレス。筋書きのあるスポーツ」

「じゃあ、まだしもガンダムは何だよ。あれはそれなりに戦争だろう?」

「ああ、この話に繋がったか。あのね。実はこのあいだ上京したトモネコさんと川口のカフェいづみっくすで会ったのだが、その時の話題がそれだった」

「どういう意味だ?」

「その時、トモネコさんが自作の模型の写真を見せてくれたが、そのうちの1つがやたら背が低いメルカバ。それを見て思いだしたのがガンダムの08小隊。歩兵の後で立て膝で立って銃を撃つ陸戦ガンダムという映像を見て、見て【リアルだ】って興奮してるマニアがいたんだけど、バカかと思ったよ。あれじゃ撃って下さいと自分から的になっている自殺願望だ。そうでなきゃ、メルカバのように平べったくて背の低い戦車は産まれない」

「それはガンダムであっても、ミリタリー的にはかなり甘いってこと?」

「大甘だろうね」

「でもヒットしてるよ」

「つまりさ。戦場で立ったまま射撃してるモビルスーツを見て、【せめて伏せて撃てよ。的になりたいのかよ】って思う人は少数派。実は大多数は格好いいと思う」

「それが平均水準の問題だね」

「そう。その水準に合わせるのがヒットの秘訣。良い作品を作ろうなんて思っちゃいけない。受け手に届かないなら、それは無いのと同じ」

「それで、何が言いたいわけ?」

「それでもガンダムのミリタリーテイストはハードルが高かった。あれでも高かったのだよ」

「でもヒットしたよ」

「それはなぜか。理由は簡単。やっと分かった。モビルスーツとは兵器の擬人化なのだ。リアルガンダムは擬人化50%なので、人型をしているがまだ機械だ。しかし、SDガンダムになると擬人化90%になり、自分の感情があっておにぎりを食べる。SDガンダムとはガンダムの正当な究極進化形なのだ」

「その擬人化がハードルを下げるわけだね」

「そうだ。リアルガンダムは戦争ものよりもハードルが低く、SDガンダムはもっと低い」

「でもさ。それならなぜガンダム人気が低迷するわけ?」

「それはね。客層の平均水準が下がっているからだよ。かつて、リアルガンダムはぎりぎり一般層から手が届いた。しかし、一般層の水準が下がったことで手が届きにくくなっている。そういう意味では既にイナズマイレブン、ダンボール戦機ですら水準が高すぎる。それらの作品から脱落した客層が妖怪ウォッチに流れるわけだ」

「でもさ。それがヤマトとどう関係するわけ?」

「そこだ。実は、兵器の擬人化をガンダム以上に、もっと露骨に推進したコンテンツが存在する」

「それはなんだい?」

「【艦これ】だ」

「やっと話が繋がってきた」

「一般層の平均水準の低下によって、もっと幅広く受けるコンテンツが要求された。その要求に対して、【艦これ】はストレートに対応したわけだ」

「分かった。SDガンダムですら90%だった擬人化率が、【艦これ】では100%にまでなるのだね」

「そうだ。まだしもSDガンダムは人そのものではなかった。しかし、【艦これ】では兵器が人そのものになってしまったのだ。ではそうなると何が起こるのか」

「何が起こるんだ?」

「ハードルが高いコンテンツから低いコンテンツに人が流れる。誰も娯楽で苦労はしたくないからね。無理に分かったふりをしていた層はすぐに流れる。楽しいわけではないが、楽しい振りをしていた層は実際には楽しくないからね」

「むむむ。そうすると、ガンダムブームを支えていた人達の一部は、ガンダムを分かってなかったというの?」

「そうだ。実際には分かっていない。オニールのコロニーも宇宙の戦士も知らず、ぬえも知らないような人達が、周りにあわせて騒いでいるだけという事例も多いだろう。しかし、分からないことだらけなので、周囲で【艦これ】がブームになればあっさりと乗り換える。あれなら分かる。しかも文化的に立派なことをしているような錯覚まで得られる。良いことだらけだ」

「ガンダムのソロモン宙域は架空だけど、【艦これ】のソロモン海域は実在するってことだね」

「たぶんな」

「そうか分かったぞ。ガンダムよりもハードルが高いヤマトではその傾向がもっと露骨に出るわけだ」

「そうだ。模型売り場の棚に向かい合わせで配置されてしまうと、それはもうヤマトから【艦これ】へという人の流れを円滑にするツールとして機能してしまう。一般客はこんな風に振る舞ってしまうかもしれない」

  • なんだか良く分からないけど、アニメで見た戦闘空母が売っていてへえと思った
  • 振り返ると大好きなXXちゃんと同じ名前の軍艦の模型を売っていた
  • それはXXちゃんのアクセサリの元ネタなんだ
  • しかも値段は同じぐらい
  • ならばこっちを買おう。画面で見たけど良く分からない戦闘空母よりこっちがいいや

「でもさ。1つ気づいたんだけど」

「うん」

「もしも、その横で塗装済み完成品の【艦これ】 フィギュアが同じぐらいの値段で売っていたらどうなるんだ?」

「みんな、そっちに流れるだろうなあ」

「それじゃ、艦船模型もダメじゃん」

「【艦これ】グッズが溢れたら、艦船模型バブルも弾けるかもしれない」

「では宇宙戦艦ヤマト側としてはどうすればいいんだ?」

「ヤマトブームはどこかで終わる。これはもう避けようのない未来だろう。問題はいつどう終わるのかだ。終わり方が問われていると言っても良いと思う」

「どんな終わり方が想定できるかい?」

「いくつかあるが、いずれにしても、誰も見向きもしない映画がガラガラの劇場で流れていたような実績で終わるのが最も良くない。可能な限り、【星巡る方舟】を盛り上げる。当面はこれ以外に無い」

「では、【星巡る方舟】が最後になる可能性はあるってこと?」

「そうだな」

「復活篇の続きは?」

「別に、予定された映画が消えてしまった事例などいくらでもある。そもそも、儲かると説得できなくなったらもう金など集まらないから作れない。劇場版【艦これ】(仮)の企画に置き換えられるだけだ」

「じゃあさ。みんなで【星巡る方舟】を盛り上げて大ヒットしたら?」

「まだヤマトの新作映画が作られるかもしれない。それはそれでいいだろう。別に文句を言うようなことではない。ファンとしては万々歳だろう」

「じゃあ、全力で応援するってことでいいわけだね?」

「そうさ。そのために、ヤマトクルーで無料のポスターをステッカーを送料だけで売っているんだ」

処方箋 §

「では君はどうすればヤマトは盛り返せると思う?」

「ヤマトは兵器の擬人化と相性が悪い。もしやってもコアファンのかなりが逃げ出すだけだろう」

「ダメじゃん。売れ筋の【艦これ】と戦えないじゃないか」

「だからさ。人にフォーカスすることだと思うよ。人はもともと人なので、あらためて擬人化する必要が無い」

「分かった。白い髭の沖田艦長や、顎が割れたドメルや、初登場が入浴シーンのデスラーだね」

「そうそう。魁!!男塾の主役はあくまで男塾ではなく剣桃太郎。タイトルに男塾って出てきてもそれは舞台装置。入れ物でしかないの。ヤマトも同じ。タイトルがヤマトでもそれは舞台装置に過ぎないの」

オマケ §

「もしやってもコアファンのかなりが逃げ出すだけだろう」

「コアファイター?」

「ちがーう」

「コアファンファン?」

「ロボットの操縦席になってファンで浮上するメカはホバーパイルダーっていうんだ!」

オマケ2 §

「ファンファン ガンダムで検索したらガンダムファンばかり引っかかって泣けた」

「君は刻の涙を見る」

オマケIII §

「東京MXのヤマト2199再放送。前の時間にファーストガンダムやってたが、あっちは中盤なのにヤマトは終わっていて泣けた」

「また刻の涙を見たのか」

「しかも終わったと思ったら翌日にテレ玉で始まって泣けた」

「またかい」

「しかも、1日3話放送でまたもや泣けた」

「3倍の放送量で迫れるヤマト2199なんてありはしませんよ!」

「たぶん、劇場版を前に盛り上げるだけ盛り上げて、あとは何も無くなるのだろう」

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ヤマトの敵はガンダムじゃない!

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名前: めとろん

本文:

トーノ様 こんばんは。

本日、全日本模型ホビーショーに行って参りました。

注目の「1/1000 ナスカ級宇宙中型空母(仮称)」もありました。

ヤマト最大の敵...と添えられて。

やはり、さいたまヤマトークで西井チーフDが仰った「新しいメカ」はこの艦のことだったのでしょうか...

余談ですが、「艦これ」の「戦艦大和」の艦娘に、本家「ヤマト」のブース以上に人が群がっていたのが癪に障りました。

どう見てもヤマト1974世代が多かったような気も...

「ヤマト最大の敵は何か」

  • ナスカ級なのか?
  • 火炎直撃砲のメダルーサだろメダルーサ
  • ビジネス上の敵はガンダムだろう。打倒ガンダム

「どれなんだよ」

「実はね、新宿ヨドバシの模型売り場のレイアウトが大幅に変わっていて以下の特徴があった」

  • かつて最も奧にあった艦船模型の売り場が(他のスケールモデルと一緒に)手前に出てきた
  • その分だけガンダムの一部が後退している
  • ヤマト関係は艦船模型の向かい側にあり、位置はやや奧に後退気味であり、規模は微減

「ビゲン? サーブ?」

「違う。微減だ」

「それで何か言いたいわけ?」

「艦これブームは、艦船スケールモデルの棚を手前に出してくるほどの効能があったようだ」

「つまり、大きいわけだね」

「そうだ。そして、ヤマトとスケールモデルの艦船が向かい合わせて隣接して配置されるようになったのは、客層が似ているという判断なのだろう」

「宇宙戦艦ヤマトを買う人は、戦艦大和も買う可能性が高いってことだね」

「どこまで事実か分からないが、確かに重なっている客層はいる。ヤマト模型の電飾で有名なayahttさんは艦船模型も作るしね。この配置は無駄ではないと思う」

「じゃあ、何をわざわざ言いたいんだよ」

「だからさ。ヤマトはガンダムの美味しいところの一部を吸い取ってブーム化したが、今度は艦これに美味しいところを吸われつつある、という印象を感じたよ」

「なぜ吸われてしまうの?」

「実はアニメクライシス1983論からスタートして、ゴーバリアン研究を進めている段階で良く分かってきたが、一般客の平均水準はそれほど高くない。その平均水準に対して、ゴーバリアンですらレベルが高すぎる。ましてヤマトだ。ヤマトファンに対して【その程度のことも分からないのかっ!】と思うこともあるのだが、実はそのことはヤマトファンの水準が低いことを意味しない。実は、一般客の平均水準よりもずっと高いんだ」

「裏を返せば、一般客の平均水準はもっと下だってことだね」

「そう。巨大ロボットでプロレスする程度で満足してしまう」

「戦争ですらないわけだね」

「そう。巨大ロボットで戦争をするレベルですらない。プロレス。筋書きのあるスポーツ」

「じゃあ、まだしもガンダムは何だよ。あれはそれなりに戦争だろう?」

「ああ、この話に繋がったか。あのね。実はこのあいだ上京したトモネコさんと川口のカフェいづみっくすで会ったのだが、その時の話題がそれだった」

「どういう意味だ?」

「その時、トモネコさんが自作の模型の写真を見せてくれたが、そのうちの1つがやたら背が低いメルカバ。それを見て思いだしたのがガンダムの08小隊。歩兵の後で立て膝で立って銃を撃つ陸戦ガンダムという映像を見て、見て【リアルだ】って興奮してるマニアがいたんだけど、バカかと思ったよ。あれじゃ撃って下さいと自分から的になっている自殺願望だ。そうでなきゃ、メルカバのように平べったくて背の低い戦車は産まれない」

「それはガンダムであっても、ミリタリー的にはかなり甘いってこと?」

「大甘だろうね」

「でもヒットしてるよ」

「つまりさ。戦場で立ったまま射撃してるモビルスーツを見て、【せめて伏せて撃てよ。的になりたいのかよ】って思う人は少数派。実は大多数は格好いいと思う」

「それが平均水準の問題だね」

「そう。その水準に合わせるのがヒットの秘訣。良い作品を作ろうなんて思っちゃいけない。受け手に届かないなら、それは無いのと同じ」

「それで、何が言いたいわけ?」

「それでもガンダムのミリタリーテイストはハードルが高かった。あれでも高かったのだよ」

「でもヒットしたよ」

「それはなぜか。理由は簡単。やっと分かった。モビルスーツとは兵器の擬人化なのだ。リアルガンダムは擬人化50%なので、人型をしているがまだ機械だ。しかし、SDガンダムになると擬人化90%になり、自分の感情があっておにぎりを食べる。SDガンダムとはガンダムの正当な究極進化形なのだ」

「その擬人化がハードルを下げるわけだね」

「そうだ。リアルガンダムは戦争ものよりもハードルが低く、SDガンダムはもっと低い」

「でもさ。それならなぜガンダム人気が低迷するわけ?」

「それはね。客層の平均水準が下がっているからだよ。かつて、リアルガンダムはぎりぎり一般層から手が届いた。しかし、一般層の水準が下がったことで手が届きにくくなっている。そういう意味では既にイナズマイレブン、ダンボール戦機ですら水準が高すぎる。それらの作品から脱落した客層が妖怪ウォッチに流れるわけだ」

「でもさ。それがヤマトとどう関係するわけ?」

「そこだ。実は、兵器の擬人化をガンダム以上に、もっと露骨に推進したコンテンツが存在する」

「それはなんだい?」

「【艦これ】だ」

「やっと話が繋がってきた」

「一般層の平均水準の低下によって、もっと幅広く受けるコンテンツが要求された。その要求に対して、【艦これ】はストレートに対応したわけだ」

「分かった。SDガンダムですら90%だった擬人化率が、【艦これ】では100%にまでなるのだね」

「そうだ。まだしもSDガンダムは人そのものではなかった。しかし、【艦これ】では兵器が人そのものになってしまったのだ。ではそうなると何が起こるのか」

「何が起こるんだ?」

「ハードルが高いコンテンツから低いコンテンツに人が流れる。誰も娯楽で苦労はしたくないからね。無理に分かったふりをしていた層はすぐに流れる。楽しいわけではないが、楽しい振りをしていた層は実際には楽しくないからね」

「むむむ。そうすると、ガンダムブームを支えていた人達の一部は、ガンダムを分かってなかったというの?」

「そうだ。実際には分かっていない。オニールのコロニーも宇宙の戦士も知らず、ぬえも知らないような人達が、周りにあわせて騒いでいるだけという事例も多いだろう。しかし、分からないことだらけなので、周囲で【艦これ】がブームになればあっさりと乗り換える。あれなら分かる。しかも文化的に立派なことをしているような錯覚まで得られる。良いことだらけだ」

「ガンダムのソロモン宙域は架空だけど、【艦これ】のソロモン海域は実在するってことだね」

「たぶんな」

「そうか分かったぞ。ガンダムよりもハードルが高いヤマトではその傾向がもっと露骨に出るわけだ」

「そうだ。模型売り場の棚に向かい合わせで配置されてしまうと、それはもうヤマトから【艦これ】へという人の流れを円滑にするツールとして機能してしまう。一般客はこんな風に振る舞ってしまうかもしれない」

  • なんだか良く分からないけど、アニメで見た戦闘空母が売っていてへえと思った
  • 振り返ると大好きなXXちゃんと同じ名前の軍艦の模型を売っていた
  • それはXXちゃんのアクセサリの元ネタなんだ
  • しかも値段は同じぐらい
  • ならばこっちを買おう。画面で見たけど良く分からない戦闘空母よりこっちがいいや

「でもさ。1つ気づいたんだけど」

「うん」

「もしも、その横で塗装済み完成品の【艦これ】 フィギュアが同じぐらいの値段で売っていたらどうなるんだ?」

「みんな、そっちに流れるだろうなあ」

「それじゃ、艦船模型もダメじゃん」

「【艦これ】グッズが溢れたら、艦船模型バブルも弾けるかもしれない」

「では宇宙戦艦ヤマト側としてはどうすればいいんだ?」

「ヤマトブームはどこかで終わる。これはもう避けようのない未来だろう。問題はいつどう終わるのかだ。終わり方が問われていると言っても良いと思う」

「どんな終わり方が想定できるかい?」

「いくつかあるが、いずれにしても、誰も見向きもしない映画がガラガラの劇場で流れていたような実績で終わるのが最も良くない。可能な限り、【星巡る方舟】を盛り上げる。当面はこれ以外に無い」

「では、【星巡る方舟】が最後になる可能性はあるってこと?」

「そうだな」

「復活篇の続きは?」

「別に、予定された映画が消えてしまった事例などいくらでもある。そもそも、儲かると説得できなくなったらもう金など集まらないから作れない。劇場版【艦これ】(仮)の企画に置き換えられるだけだ」

「じゃあさ。みんなで【星巡る方舟】を盛り上げて大ヒットしたら?」

「まだヤマトの新作映画が作られるかもしれない。それはそれでいいだろう。別に文句を言うようなことではない。ファンとしては万々歳だろう」

「じゃあ、全力で応援するってことでいいわけだね?」

「そうさ。そのために、ヤマトクルーで無料のポスターをステッカーを送料だけで売っているんだ」

処方箋 §

「では君はどうすればヤマトは盛り返せると思う?」

「ヤマトは兵器の擬人化と相性が悪い。もしやってもコアファンのかなりが逃げ出すだけだろう」

「ダメじゃん。売れ筋の【艦これ】と戦えないじゃないか」

「だからさ。人にフォーカスすることだと思うよ。人はもともと人なので、あらためて擬人化する必要が無い」

「分かった。白い髭の沖田艦長や、顎が割れたドメルや、初登場が入浴シーンのデスラーだね」

「そうそう。魁!!男塾の主役はあくまで男塾ではなく剣桃太郎。タイトルに男塾って出てきてもそれは舞台装置。入れ物でしかないの。ヤマトも同じ。タイトルがヤマトでもそれは舞台装置に過ぎないの」

オマケ §

「もしやってもコアファンのかなりが逃げ出すだけだろう」

「コアファイター?」

「ちがーう」

「コアファンファン?」

「ロボットの操縦席になってファンで浮上するメカはホバーパイルダーっていうんだ!」

オマケ2 §

「ファンファン ガンダムで検索したらガンダムファンばかり引っかかって泣けた」

「君は刻の涙を見る」

オマケIII §

「東京MXのヤマト2199再放送。前の時間にファーストガンダムやってたが、あっちは中盤なのにヤマトは終わっていて泣けた」

「また刻の涙を見たのか」

「しかも終わったと思ったら翌日にテレ玉で始まって泣けた」

「またかい」

「しかも、1日3話放送でまたもや泣けた」

「3倍の放送量で迫れるヤマト2199なんてありはしませんよ!」

「たぶん、劇場版を前に盛り上げるだけ盛り上げて、あとは何も無くなるのだろう」

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