Subject: むらかわ版ヤマト2199第5巻感想
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20140927091118
名前: トモネコ
本文:
「開戦の経緯の謎」
三話連続鑑賞、大変お疲れ様ですm(__)m
むらかわ先生の最新話も更新されています。
http://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS07000004010000_68/
今回は、山崎が島に開戦の経緯の真実を語るシーンがあります。
(具体的な会話内容はカットされていますが)
地球側の先制攻撃は総監督が「ガミラスを一方的な悪にしたくなかった」的な発言をされていますが作品的に真実を考えると、地球側からの先制攻撃は余りに無謀です。メルダは「我々(ガミラス)に帰順すれば寛大な処置が与えられる」と語っていますが、対等な交友親睦ではありません。指導者のトップは権力の座から追われヘタをすれば収容所送りでは?
ガミラス側から事前に交渉通達がされていると考えるのが自然です。(もしかすると惑星間亡命者からガミラスの情報を得ていたとか..)
そのために、開星(開国)を拒み、人類絶滅寸前でも降伏を拒み、イズモ計画での逃亡に固執していたのではないでしょうか?
アニメとは異なる展開のむらかわ版に独自解釈を期待したい所なのですが..
(開戦の経緯は物語の根幹の重要な部分と思います)
・追記・
劇場版総集編のEDでむらかわ先生の画が使用されるとの事で期待大なのですが、発表された結婚式のシーンの古代は森の死亡を隠して式に出ています。
画の古代が後ろにいて顔が隠れているのは航空隊への遠慮よりも本心より喜べない心情の表現では?
「何か言いたいことは?」
「開戦の経緯は別にどうでもいい。そういう話はたいてい錯綜していて、そう簡単に割り切れないからだ」
「ヤマト2199の開戦の経緯の描写はあれでいいの?」
「表現はあまり上手くないが、状況としてはあんなものだろう」
「あまり熱心に語りたくは無い感じだね」
「そこは突っ込む意味を感じられないので。おそらくそれを明確にすることが一番つまらない選択で、曖昧にしておくのが最良の表現」
「ふーん。話はそれだけ?」
「いや。1つ訂正すべきことがある」
「それはなに?」
「ここだ」
- 指導者のトップは権力の座から追われヘタをすれば収容所送りでは?
「これがなに?」
「政治体制が入れ替わったとき、実は前政権のトップには寛大な措置を執るのがセオリー。そうすると、国家運営が安定する」
「だって。かつての敵だろ?」
「そうさ。でも徳川家は明治新政府に華族に取り立てられた」
「殺してしまう場合もあるだろう?」
「もちろんあるが、それでは安定しない」
「つまり大星間帝国であるガミラスはそのあたりのノウハウが豊富なので、いきなり【トップの首を差し出せ】とは言わないと思うわけだね?」
「2199の雰囲気からすれば、帰順するか否かだよ。帰順したら誰も殺されないと思うよ。彼らが欲しいのは大帝国であって、野蛮人の首じゃないんだ」
「ヤマト1974だと絶滅か奴隷化を要求してきたよ」
「それはまた話が別だ。あの場合、地球はデスラー総統の移住先に選定されたのだ。住んでいた連中は追い払われる。それだけだ。実は単純に地球を明け渡したら、殺されないで済んだかも知れない」
「その前に攻撃されているよ」
「移住先に虫がいたので殺虫剤撒いた感覚なのだろう」