「ヤマト復活篇に始まった2009年から2010年にかけての冬の映画。どうしても見たい映画が4本もあってビビったときだ。気づいたらそれが6本に膨れあがった。確か予定外の7本目が『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』だった。当初、TOHOシネマズ会員は6本見ると1本タダと知っていたが、6本も見るだろうかという疑問があったけれど、結局見ると気づき、『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』を見た後で入会した。まあこのときの7本は全部TOHOシネマズで見たわけではないのだけどね」
「だが戦隊だろう?」
「そうだ。しかし面白かった。良く出来ていた。戦隊VSの弱点は登場人物が多すぎることだが、レッド以外が飛ばされてレッド対決に話が絞られて分かりやすかった。レッド対決が本当に盛り上がって共倒れ。でもそれはフェイクで敵が油断したところで共闘して反撃」
「それで?」
「その後、メジャーな戦隊映画は皆勤賞で見ているはずだよ」
「どこがいいわけ?」
「戦隊映画はお約束がきつい。普通に作ってもワンパターンで面白くなるわけがない。だからこそ、小さな工夫を積み重ねる。その工夫を見るとやはり楽しいよ。見るべきところをきちんと把握して見るのは難しいけどね。普通は子供を連れて行った親は寝ちゃう」
「君は変態ってことだね」
「まあな」
「誉めてない。しかし、ヤマトといったい何が関係するのだ」
「そこだっ!」
「どこだよ」
「実は、方舟の基本構造は戦隊VSのパターンそのもの」
「えー」
「戦隊VSの基本パターンは以下の通り」
- 基本は3勢力である。戦隊その1、戦隊その2、敵である悪
- 戦隊は対立するが、最終的に共同して悪を倒す
- 戦隊全体が対立することもあるが、レッド対決が軸になる場合も多い
「それで?」
「古代とバーガーはそれぞれの戦隊のレッドであると解釈するとパターン通り。結局、ヤマト対ガミラス対ガトランティスという3勢力の構造は戦隊VSそのもの」
「えー」
「特に古代は制服の矢印が赤いしな」
「なんてこった!」
「というわけで、各メンバーの割り振りは以下の通り」
- ヤマトレッド=古代
- ヤマトブルー=新見
- ヤマトホワイト=桐生
- ヤマトブラック=沢村
- ヤマトイエロー=相原