「うっかり変なものをインポートすると、後からの整理が死ぬほど面倒なのがMicrosoft Edgeのお気に入り」
「どこが面倒なの?」
「IEのお気に入りは単なるインターネットへのショートカットだから、普通のファイルを扱う感覚で整理できる。ごっそりまとめて選択して削除移動も簡単。でも、Edgeは1項目ごとの整理しかできない感じだ」
「それで?」
「せめてクリアして最初からやり直したいと思って調べて突き止めた。以下のディレクトリにお気に入りのデータが入っているらしい」
- C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Packages\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe\AppData\User\Default\Indexed DB
「それで?」
「これをクリアするとお気に入りがクリアされるっぽいのだが……」
「何か問題でも?」
「削除したデータが復活するのだ」
「なんで?」
「おそらくクラウドから同期されくる」
「ひ~」
「なので、結局1つ1つ手で消すしか無いだろう……的な結論だ。EdgeのUI上で消せば、クラウド側にも反映されるようだ」
「なんてこった」
「これもまた、大人気Edgeに潜む108の罠の1つだろう」
「本当に108個あるの?」
「さあ。単に108って言いたかっただけ」
「ダメじゃん」
「でも、罠は確実に1つではない」
「他に何かあった?
「【お気に入りバー】という名前にフォルダがお気に入りから消せないのだよ。お気に入りバーは切っていて使っていないから、そんなフォルダはあるだけ無駄なんだがね。でも消せない」
「うわー」
「他にVisual StudioでJavaScriptにブレークポイント仕掛けても止まらないとか。いろいろ罠が……」
「うわー」
「でも、IEだとTwitterが上手く使えないからEdge使ってるよ」
「何がダメなの?」
「無限にメモリを食っていって破綻する現象が起きてる。Edgeだと起きない」
「そこはEdgeで見るわけなんだね? なんで他のWebブラウザで見ないの?」
「他のブラウザは他のアカウントでアクセスするために使ってるから」
「ぎゃふん」
「いろいろあるんだよ」
「分かった。でも結局IEからEdgeへの全面移行は無理なんだね?」
「無理。未だにIE使ってる領域もある。両方無いと生き残れない世界」