柴崎ワクワクゾーン・新シリーズ開始なのか?　野川西岸編

「時間にゆとりもできたし、暑さのピークも過ぎたので、甲州街道を自転車で西に向かったのだ」

「それで?」

「野川を渡ったあたりで京王線が地下に入るところを見るという目標を思い出した」

「それで甲州街道を逸れて見に行ったのだね」

「ところが、その踏切が面白かった。なんと地下をくぐる道路を工事中。この道路があるから、ここより手前で京王線は地下に入れないのだね」

「へー」

「そのあと近くを流していると謎の溝も発見。道路工事でズタズタにされているが水路の跡かも知れない。goo地図の昭和38年を見ると近くに団地の給水塔もあったようだ」

「そうか」

「近くに屋敷神も見つけたよ」

「へえ」

「ついでにもう1つ大発見」

「なんだい?」

「甲州街道の新道と旧道の分かれる場所にあった意味ありげな空き地。あれは、京王線の地下をくぐる道の用地そのものだったのだよ」

「ってことは、そもそも見たことがあったのか」

「更にこれが謎」

「行き止まりだから道ではあり得ないね」

「何のための溝だろう?」