「経緯を教えてくれ」
「未来兵器ASという本があってな。それに近未来戦車の1980年代のコンテストが載っていたわけだ。自分も何か作りたくなってな。それで1つ作ったが、夢が無かった。そこで、夢の近未来戦車というコンセプトで改めてもう1つ作ってみたのがこれだ」
「で、夢はどこにあるの?」
「スカートの中」
「……」
コンセプト §
「ガンタンクの車体の前面の傾斜がシャーマンに見えたので、色とレタリングはシャーマン。でも砲塔が載る感じでもないから、車体から直接砲が出ている感じで、そこはヘッツァー。側面に武器がちょっと付いているのはWW1の菱形戦車」
「雑多だね」
「で、主砲が2つ付いてるのは近未来の表現。そして、やや小さめなのは無人戦車という表現。車体の上には波長が短いアンテナが付いていてハッチが無いのも無人の表現」
使用模型 §
- UGUCガンタンク
- ジャンクパーツいろいろ
- デカールはタミヤの1/48 M1A1シャーマンから
- フィギュアは昔ARIIのバトロイドに同梱されて売られていたもの
- 赤い服のスカートのみエポキシパテで改造
感想 §
「いろいろ気になることはある。結局、三角キャタピラは戦車としてのスマートさを欠くとか」
「それで?」
「もう1つ作るという案が無いことも無いのだがね」
「ほう。それはどんなコンセプトで?」
「もっと格好いい近未来戦車だな」
「結局君が作りたいものは何?」
「要するにだな。1980年代に夢想した近未来と、2015年の近未来では室が違うのだよ。だから別の世界に行ける……はずだ」