Written By: 川俣 晶
「なぜ五式戦?」
「理由は2つある。子供の頃、やたらエンジンが太くて胴体が細い戦闘機を作った記憶がある。五式戦だ」
「それから?」
「三式戦作ったら次は五式戦でしょう。244戦隊は五式戦も使ってたわけだし」
「なるほど……」
「というわけで、作るのは飛燕と同じ細い胴体の初期型と決めて作った」
「感想は?」
「今どきのアオシマは無茶も要求するなあ。でも、ぎりぎりで寸止め。本当の無茶までは要求していない」
「無茶だけど無茶じゃないんだね」
「ぎりぎりそう。そこがアオシマのアオシマらしさだと感じた」
「で、なんで胴体の番号が078なの? パッケージは177なのに」
「それはね。塗装とデカールの説明図機体は078だったから」
「そんな理由かい」
「でも、主翼上の線の色は自由選択でどれを使えばいいのか良く分からなかったので、パッケージを参考にして赤線のデカールを貼った」
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