「今日は、六本木のジブリの大博覧会と、池袋の大和和紀画業50周年記念原画展をはしごしてきた」
「ふーん。なぜ?」
「夏休みシーズンが本格化する前に、人が少ないであろう平日に見ておこうと思ってね」
ジブリの大博覧会 §
「感想は?」
「うーん……。何か凄いものが見られたって感想にまでは行かなかった。展示物の物量は凄かったけどね」
「それでも何か」
「巨大ネコバスの額の文字が六本木になっていて、木が逆さまだったのは芸が細かい」
「他に何か?」
「全て見た後でグッズの販売コーナーがあったけど、人が多すぎて何が売られているのかチェックすらできなかったよ」
大和和紀画業50周年記念原画展 §
「感想は?」
「なかなか凄かったね。結局、大和和紀さんの作品の大半は知らないということが良く分かったが、絵に説得力があったよ。見ているだけで楽しかった」
「何か感想は?」
「歴史資料を一杯使って描いているところは【そうか、似たようなものを見ているのだな】と思った」
「ファッション資料まで?」
「パイロットの服装の資料が載った古い戦闘機の資料本も買ったことがあるぞ」
「ぎゃふん」
「それで最後の上映ブースでいくつかの映像を上映していたが、そのうちの1つがアニメのはいからさんが通るの第1話。これは凄く貴重だと思う。DVDになってないはずだ」
「見たの?」
「途中からだけど、しっかり見た。懐かしかったねえ。伊集院少尉に竹刀で挑む紅緒さん。許嫁と言われてショックを受けているところに一撃」
「懐かしいのか」
「夕方の再放送で1回見たきりだもの。もう何十年前か分からない」
「そうか」
「でもDVD/BD BOXが出るらしいので、そういう意味ではもう貴重ではないのかも知れない」