2016年07月26日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマトtotal 488 count

ヤマトとゴジラの共通点・敗戦日本の目

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

Subject: 続・子供にも理解できるコスモリバース入門

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20160721094006

名前: トモネコ(ハイパーウェポン買いました)

本文:

トーノ様おつかれ様です。

初めに禅芝様に本気の解説をして頂き恐縮しています。

(禅芝様のブログとツィッターも読ませて頂いています)

この場をお借りしてお礼を述べさせて下さい。

「ヤマトとゴジラの共通点・敗戦日本の目」

先日、TVで初代ゴジラの放送があったので久しぶりに初代ゴジラを視ました。

以前より繰り返し言われている事ですが、戦争の体験が非常に色濃く反映されています。

初代ゴジラは昭和29年(1954年)公開ですから戦争の記憶が生々しくて当たり前かもしれませんが、最近トーノ様の影響で昔の日本に関心が湧き作品の中でも当時の日本の描写に目が行きました。

昭和29年は保安隊から自衛隊に組織変更したばかりの時期です。自衛隊の兵器類は映画で視る限り全て米軍の物です。

「フリゲート艦隊」という言葉も使われています。

前置きが長くなりましたが、ヤマトです。

ヤマトも言うまでもなく戦争が下敷きです。

単に戦争を扱うだけでなく敗戦国としての日本の経験、体験、記憶が重要な点だと思います。

ヤマトコミック・アンソロの30ページに庵野監督がヤマトについての思いを書いています。

・以後抜粋・

宇宙戦艦ヤマトは、戦争に負けた国でしか生まれない作品だと思います。

宇宙戦艦ヤマトは、戦争がこの国の中に現実として存在していた時代だからこそ作れた作品だと思います。

宇宙戦艦ヤマトは、私達にはない、生き残ったという感覚をもっている人々にのみ作り得た作品だと思います。

・以後略

・(アンソロをお持ちの方は是非読み返して下さい)

まさしく、初代ゴジラにも当てはまる言葉です。

今度のシン・ゴジラは期待していなかったのですが、この投稿を書き込んでいるうちに映画館まで足を運びたくなって来ました。

長文失礼しました。

「もはや、年寄りすら戦争を知らない子供達の時代になり、戦争の記憶は希薄化し、警鐘は軽視され、警鐘そのものも既に言葉に重みがなく、時代は変わったのだね」

「うむ。確かにそれはそうなんだが」

「だが?」

「最近抱えている疑問は、戦争を知ってる大人達が語る戦争がどこまで真実なのかだな」

「えー」

「数キロ離れた場所にいくつも高射砲陣地があって、ドーリットル隊のB-25も近くを通過したことが分かっている。しかも、帝都防衛の自称近衛の244も調布飛行場にいたことが分かっている状況で、【そこで父親は生き残ったから自分がいる】という実感は持っているよ。戦争は遠い過去ではない。知ろうと思えば知ることができる現在の地続きだ」

「ならば、なぜみんな実感を持てないの?」

「切り離されているからだよ」

「切り離されるとは?」

「戦争のいくつもの負の側面をあえて継承しない方向で戦後という時代は進んできた。戦争の真実は覆い隠されてきた。一般の人たちが戦争の真実だと思っていることは、実はフィクションかもしれない」

「零戦大和の強さは虚像だってこと?」

「それもあるが、もっと具体的に言えば最近いろいろ調べて分かってきたことがある」

「それはなんだい?」

「アリューシャン列島で米軍に捕獲された零戦によって、零戦の強さの秘密はばれて、それ以来零戦は負け始めたという論調は根強いがこれはかなり嘘っぽいと分かった」

「まさか」

「どうも、前線では零戦の性能についてかなり正確に把握できていたようだ。まあ真剣に戦っていれば当然だな」

「零戦を知るために捕獲する必要はなかったわけだね」

「そう。それに、ヨーロッパで戦った歴戦のパイロットを呼んでバッファローに乗せてフライングタイガースを訓練したと言う話も出てきたが、要するに本国で大戦争をやってるときに植民地に凄腕は派遣してないってことだ。ワンランク落ちるパイロットにいくら戦果を上げてもそれは零戦の優秀さの証明にならない。それに、どうも零戦が勝っている時期は零戦が数で敵を優越していた時代でもあるようだ」

「物量で押し切ったのなら、大戦末期物量で押し切られたとは言えなくなるね」

「それに、零戦は高速ではエルロンが動かないとか、ロールレートが低いとか、いろいろ話がうじゃうじゃ出てくる。真実がどこにあるのかは、よく見定めねばならん」

「じゃあさ。アリューシャンの零戦を調べて【ゼロとは空戦するな】と言った報告書は何なのさ」

「あれはね。情報部が出したもので、前線から出てきたものではない。要するに絵空事。実際の空戦は様々な要素が絡むので、単に性能さえ高ければ勝てるものではない。しかし、あらゆる前提と取っ払って単なる性能勝負になれば零戦が強いかのように見えてしまう」

「信じちゃいけない報告書?」

「まあ、詳細はまだ調査中だ。あまり期待しないで待て」

「ひぇ~」

「まあ、戦闘機なんて使いようよ。使い方次第で化ける」

「まさか」

「F2Aバッファローを見ろ。太平洋ではあっという間に引退したが、フィンランドでは救国の英雄だ」

「何か他に未解決の疑問はある?」

「雷電とF4Fの模型を並べると胴体の太さは大差ない。しかし、雷電にだけ視界が悪いという悪評が付いてくる。なぜだ?」

「さあ」

それで §

「まあ、そこでだな。戦争は良くないと言うと、おまえらだって戦争を体験してないだろう。偉そうに言うな、という若者もいるけどな」

「うん」

「実は、反米運動が吹き荒れた1960年代のベトナム戦争時代を知っていると、間違いなく後方の戦いはあちこちで行われていて、日本でもデモ隊と警官隊の実力行使などがあったわけで、そういう意味でやはり戦争を知っているのだと思う。まあ、その経験をどう生かすのかという問題もあるけどね」

「人それぞれだね」

「でも、日本が他者ではいられない戦争があった時代を経験すれば、そこから何かが分かると思う」

「分かる気があれば、だけどね」

「そうだ。何からも学ばない人はもちろんいるけどね。学ぶ気になればチャンスはあった」

「何かあれば自分たちも撃たれるという緊張感を持っているか否かだね」

「そうだ。そして自分たちの身に危害が及ぶならまずどんな武器が使用されるのか」

「ミサイル?」

「その前に爆弾テロがあるだろう。その前に更に情報戦というものがある。いきなりミサイルが飛んでくると思っていると甘いぞ。情報戦でガードを外され、爆弾テロで社会が萎縮したところで、やっと飛んでくるかどうかというところだろう。その前に降伏すれば飛んですら来ないかもしれない」

「つまりなんだい?」

「現在水面化で進んでいる非正規戦で日本は負けっ放しで、かなりの劣勢だ。現状で必要なのはステルス戦闘機でもイージス艦でもないよ。むしろ正面装備を整備せよという主張は敵の思うつぼ。ただでさえ残り少ない国力を無駄遣いさせて国家を疲弊させるものだ」

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 宇宙戦艦ヤマト成立の時代背景を検証した研究書です。ブログに書いていない話題も多く収録しています。是非お読みください。Android/iPhone/iPad/Windows PCなどですぐ読めます。Webブラウザ用のリーダーもAmazonから提供されています。

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ヤマトとゴジラの共通点・敗戦日本の目

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本文:

トーノ様おつかれ様です。

初めに禅芝様に本気の解説をして頂き恐縮しています。

(禅芝様のブログとツィッターも読ませて頂いています)

この場をお借りしてお礼を述べさせて下さい。

「ヤマトとゴジラの共通点・敗戦日本の目」

先日、TVで初代ゴジラの放送があったので久しぶりに初代ゴジラを視ました。

以前より繰り返し言われている事ですが、戦争の体験が非常に色濃く反映されています。

初代ゴジラは昭和29年(1954年)公開ですから戦争の記憶が生々しくて当たり前かもしれませんが、最近トーノ様の影響で昔の日本に関心が湧き作品の中でも当時の日本の描写に目が行きました。

昭和29年は保安隊から自衛隊に組織変更したばかりの時期です。自衛隊の兵器類は映画で視る限り全て米軍の物です。

「フリゲート艦隊」という言葉も使われています。

前置きが長くなりましたが、ヤマトです。

ヤマトも言うまでもなく戦争が下敷きです。

単に戦争を扱うだけでなく敗戦国としての日本の経験、体験、記憶が重要な点だと思います。

ヤマトコミック・アンソロの30ページに庵野監督がヤマトについての思いを書いています。

・以後抜粋・

宇宙戦艦ヤマトは、戦争に負けた国でしか生まれない作品だと思います。

宇宙戦艦ヤマトは、戦争がこの国の中に現実として存在していた時代だからこそ作れた作品だと思います。

宇宙戦艦ヤマトは、私達にはない、生き残ったという感覚をもっている人々にのみ作り得た作品だと思います。

・以後略

・(アンソロをお持ちの方は是非読み返して下さい)

まさしく、初代ゴジラにも当てはまる言葉です。

今度のシン・ゴジラは期待していなかったのですが、この投稿を書き込んでいるうちに映画館まで足を運びたくなって来ました。

長文失礼しました。

「もはや、年寄りすら戦争を知らない子供達の時代になり、戦争の記憶は希薄化し、警鐘は軽視され、警鐘そのものも既に言葉に重みがなく、時代は変わったのだね」

「うむ。確かにそれはそうなんだが」

「だが?」

「最近抱えている疑問は、戦争を知ってる大人達が語る戦争がどこまで真実なのかだな」

「えー」

「数キロ離れた場所にいくつも高射砲陣地があって、ドーリットル隊のB-25も近くを通過したことが分かっている。しかも、帝都防衛の自称近衛の244も調布飛行場にいたことが分かっている状況で、【そこで父親は生き残ったから自分がいる】という実感は持っているよ。戦争は遠い過去ではない。知ろうと思えば知ることができる現在の地続きだ」

「ならば、なぜみんな実感を持てないの?」

「切り離されているからだよ」

「切り離されるとは?」

「戦争のいくつもの負の側面をあえて継承しない方向で戦後という時代は進んできた。戦争の真実は覆い隠されてきた。一般の人たちが戦争の真実だと思っていることは、実はフィクションかもしれない」

「零戦大和の強さは虚像だってこと?」

「それもあるが、もっと具体的に言えば最近いろいろ調べて分かってきたことがある」

「それはなんだい?」

「アリューシャン列島で米軍に捕獲された零戦によって、零戦の強さの秘密はばれて、それ以来零戦は負け始めたという論調は根強いがこれはかなり嘘っぽいと分かった」

「まさか」

「どうも、前線では零戦の性能についてかなり正確に把握できていたようだ。まあ真剣に戦っていれば当然だな」

「零戦を知るために捕獲する必要はなかったわけだね」

「そう。それに、ヨーロッパで戦った歴戦のパイロットを呼んでバッファローに乗せてフライングタイガースを訓練したと言う話も出てきたが、要するに本国で大戦争をやってるときに植民地に凄腕は派遣してないってことだ。ワンランク落ちるパイロットにいくら戦果を上げてもそれは零戦の優秀さの証明にならない。それに、どうも零戦が勝っている時期は零戦が数で敵を優越していた時代でもあるようだ」

「物量で押し切ったのなら、大戦末期物量で押し切られたとは言えなくなるね」

「それに、零戦は高速ではエルロンが動かないとか、ロールレートが低いとか、いろいろ話がうじゃうじゃ出てくる。真実がどこにあるのかは、よく見定めねばならん」

「じゃあさ。アリューシャンの零戦を調べて【ゼロとは空戦するな】と言った報告書は何なのさ」

「あれはね。情報部が出したもので、前線から出てきたものではない。要するに絵空事。実際の空戦は様々な要素が絡むので、単に性能さえ高ければ勝てるものではない。しかし、あらゆる前提と取っ払って単なる性能勝負になれば零戦が強いかのように見えてしまう」

「信じちゃいけない報告書?」

「まあ、詳細はまだ調査中だ。あまり期待しないで待て」

「ひぇ~」

「まあ、戦闘機なんて使いようよ。使い方次第で化ける」

「まさか」

「F2Aバッファローを見ろ。太平洋ではあっという間に引退したが、フィンランドでは救国の英雄だ」

「何か他に未解決の疑問はある?」

「雷電とF4Fの模型を並べると胴体の太さは大差ない。しかし、雷電にだけ視界が悪いという悪評が付いてくる。なぜだ?」

「さあ」

それで §

「まあ、そこでだな。戦争は良くないと言うと、おまえらだって戦争を体験してないだろう。偉そうに言うな、という若者もいるけどな」

「うん」

「実は、反米運動が吹き荒れた1960年代のベトナム戦争時代を知っていると、間違いなく後方の戦いはあちこちで行われていて、日本でもデモ隊と警官隊の実力行使などがあったわけで、そういう意味でやはり戦争を知っているのだと思う。まあ、その経験をどう生かすのかという問題もあるけどね」

「人それぞれだね」

「でも、日本が他者ではいられない戦争があった時代を経験すれば、そこから何かが分かると思う」

「分かる気があれば、だけどね」

「そうだ。何からも学ばない人はもちろんいるけどね。学ぶ気になればチャンスはあった」

「何かあれば自分たちも撃たれるという緊張感を持っているか否かだね」

「そうだ。そして自分たちの身に危害が及ぶならまずどんな武器が使用されるのか」

「ミサイル?」

「その前に爆弾テロがあるだろう。その前に更に情報戦というものがある。いきなりミサイルが飛んでくると思っていると甘いぞ。情報戦でガードを外され、爆弾テロで社会が萎縮したところで、やっと飛んでくるかどうかというところだろう。その前に降伏すれば飛んですら来ないかもしれない」

「つまりなんだい?」

「現在水面化で進んでいる非正規戦で日本は負けっ放しで、かなりの劣勢だ。現状で必要なのはステルス戦闘機でもイージス艦でもないよ。むしろ正面装備を整備せよという主張は敵の思うつぼ。ただでさえ残り少ない国力を無駄遣いさせて国家を疲弊させるものだ」

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