|
| ||||||
西暦3XXX年。 全地球的な巨大な津波が発生し、全ての地域に避難警報が発令された。 「ちょっと待て。津波の高さは1000メートルだって? しかも、15分以内に到達? 避難場所無いよ」未来の少年は叫んだ。「そうだ、ここは未来だ。未来だから、どこにでも行けるドアとか、頭に付けて空を飛べる竹とんぼとか、便利な道具があるだろ」 「あるよ」と猫型ロボットが答えた。「全部充電されてないからすぐ使えないけど」 「じゃあ充電してよ」 「1時間待って」 「間に合わないよ! 大口叩く割に使えないよ君」 そして津波が来たが、未来少年は助かった。なぜかって? 猫型ロボットの大口の中に入って津波をやり過ごしたからさ。 (遠野秋彦・作 ©2017 TOHNO, Akihiko) |
| ||
キーワード【 ▲→遠野秋彦の庵→小説の洞】 | ||||
【小説の洞】の次のコンテンツ | ||||
| ||||
【小説の洞】の前のコンテンツ | ||||
|
|
メッセージ送信フォームを利用することで、遠野秋彦に対してメッセージを送ることができます。
この機能は、100%確実に遠野秋彦へメッセージを伝達するものではなく、また、確実に遠野秋彦よりの返事を得られるものではないことにご注意ください。
http://mag.autumn.org/tb.aspx/20170330115310 |
Powered by MagSite2 Version 0.27 (Alpha-Test) Copyright (c) 2004-2018 Pie Dey.Co.,Ltd.