2018年12月28日
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多摩動物公園成立の経緯に謎?

Written By: 川俣 晶連絡先

「さて、多摩動物公園を歩いて一周した結果、謎を抱えてしまった」

「どんな謎だい?」

「いろいろだ」

「まとめてくれ」

「それで君は何を考えたんだい?」

「多摩動物公園は都立の動物公園として成立したがそれは結果論だ。どうも、別の施設を作ろうとしていたのではないか……という気がしたのだよ」

「どんな施設?」

「ずばり、百草園が植物園だとすれば、それの動物版。百動物園」

「京王が動物園を作ろうとしていた?」

「あくまで仮説だ。裏付けは取れていない」

「何のために、京王が動物園を?」

「それ単体に価値を持たせると同時に、野猿峠ハイキングコースの価値を高めるためだ。ついでに乗客増も狙う」

「しかし、多摩動物公園駅はまだ存在しない時代だぜ」

「うむ。だから、百動物園構想では南平がアクセス駅という構想だったのではないか」

「なぜ南平なんだ?」

「平山城址公園駅には平山城址公園があり、高幡不動駅には高幡不動尊があり、百草園駅には百草園がある。南平にも目玉が欲しかったのではないか」

「じゃあ、なぜ多摩動物公園の正門は南にあるんだよ」

「その答は簡単に説明できる」

「その理由とは?」

「実は【多摩丘陵なめたらあかん】なのだよ。あそこは地図上でいかに近くに見えても死ぬほどの上り下りがあって便利ではないことがある。実際、野猿峠ハイキングコースから南平までの経路は便利ではないのだ。地図上では近いように見えるけどね」

「それで?」

「だから南平接続案はペーパープランとしては十分にあり得るが、現地では上手く機能しないのさ」

「だから、改めて支線を駅を作る必要があったのか」

「当初の構想としては、野猿峠ハイキングコースを歩いている客を引いて動物園に入場させる気では無かったのか。それは平山城址公園での黄金の勝ちパターンだったからな」

「それがなぜ都立動物園誘致の話にすり替わったんだい?」

「それも分からない。しかし、人を呼びたい七生村と、客を呼びたい京王と、動物園を作りたい都の利害が一致して、百動物園構想は多摩動物公園に化けたのではないか。そんな気もする」

「京王サイドが準備を進めていた動物園構想に都が相乗りしたから、それで素早く工事が進んで完成したのではないか……という仮説だね」

「そうだな。ついでに言えば、【都立公園だから土地を寄贈しろ】と七生村に言えば土地取得費用も不要になる」

「そうか、京王としては土地の取得費用は浮くし、動物園の維持管理費用も払わなくて済むし、それでいて運賃収入は期待できるわけだね」

「まあ、それもあくまで仮説に過ぎず、裏付けがないんだけどね」

「それで君はどうしたい」

「おそらく、【当初構想時の計画】と【実際の工事時点】と【開園初日の状態】と【開園時の状態】と【現状】は全て違っているはずだ。それらを知りたい」

「開園初日の状態って何?」

「開園初日は無料だったらしい。その時は、全ての外部との接続点は解放されて出入り自由だったのではないか」

「旧野猿峠ハイキングコースに抜ける階段が全て使われたかも知れないわけだね」

「それから、開園当初にはオラウータン舎の先の入口は、正規の出入り口の機能を持っていたのではないか。そんな気がする」

「他に何か考えていることは?」

「当初構想時の計画では、ハイキングコースの延長線上の施設で、園内でバスを走らせる計画ではなかったような気もする」

「成功した野猿峠ハイキングコースの延長戦の発想だね」

「ついでに、平山城址公園の延長戦の発想でもある」

「シンプルな成功の踏襲だね」

「問題はなぜ旧野猿峠ハイキングコースの一部が動物公園の一部になってしまったのかだ」

「なぜだと思う?」

「実は、百動物園とは旧野猿峠ハイキングコースの一部として考えられたものではないか。だから両者は一体で良かった。しかし、結果として別物になったので経路が不自然に分断される結果になってしまったのではないか。ただの仮説で裏付けはないけどね」

「では君の次のアクションはなんだい?」

「都立七生公園もきちんと歩いてきたい。多摩動物公園の一部は旧野猿峠ハイキングコースではなく、都立七生公園に面しているのだ」

「それから?」

「多摩動物公園成立の経緯をもっと詳しく調べないと」

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