2020年07月03日
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新日本宇宙軍重巡洋艦『高尾』15: 追撃! 反乱巡洋艦高尾 

Written By: 遠野秋彦連絡先

表紙 新日本宇宙軍重巡洋艦『高尾』15: 追撃! 反乱巡洋艦高尾

「これはなんだい?」

「高尾第4シリーズ、クーデター編の最終巻である。クーデター編最大の謎が明かされてシリーズが完結される」

「最大の謎ってなんだい?」

「それはネタバレになるから教えられない」

「えっ? クーデター編最大の謎って、ムーツーのクーデターの話と見せかけて牧野あんこがクーデターを起こす話ってことじゃなかったの?」

「それは14巻までの最大の謎」

「まさか他に大きな謎があったの?」

「もちろんだ」

「詳しく教えてくれよ」

「それはネタバレだよ」

「じゃあ誰が登場するか教えてくれ」

「だいたい過去の巻に登場した人物が多いな。NJS-CA909橿原艦長の徳山大佐は新キャラかな。あとは、大原副首相も新キャラかも知れない」

「【風のように雲のように】って、最近放送された1990年のアニメ【雲のように風のように】と関係あるの?」

「ない」

「略称が【かぜくも】と【くもかぜ】で似ているよ」

「残念ながら本作に後宮は出てこないのだよ。いや待てよ。調停者バランシーの後宮はちらっと出てくるか」

「調停者バランシーって女じゃないのかよ」

「詳しい話は読んでのお楽しみだ」

「本作は調停者バランシーの後宮小説を名乗れば良かった……などと言うなよ。中味は関係ないのだから」

「じゃあ【私は誰とでも寝る女ではありません】と言いながら気に入った男とは誰とでも寝ちゃう江崎大尉の後宮小説とか」

「いや、江崎大尉は後宮持ってないって。後宮の小説と思われると困るのでこの話はこれでおしまい。そもそも、本作に【風雲】の出番はほとんどない!」

「じゃあなぜ【風雲】はチラッと出てくるの?」

「身体に付いた突起を取ってくれる小太りじいさんことコブト・リーナンと、嘘を付くと鼻が伸びる人形を作ったロペットじいさんの生みの親なのでね」

「なんでそんな人たちが出てくるの?」

「無敵の装甲Mコーティングを持つ高尾を乗り逃げされた亀田大佐は、家出した人形を探すロペットじいさんの助力を得て非力な艦で高尾に対抗するのだ」

「ロペットじいさんの援助を得るまでが前半の山ってことだね」

「そう。ロペットじいさんは基本的に他人に関わり合わない。だから、説得が極めて難しい」

「ロペットじいさんは『コンバインオッケ』って言うのか?」

「言わない。ロペットの名前の元ネタは5台のマシンが合体する巨大ロボットではないからだ

。それは忘れろ」

「身長57メートルのロボットが高尾を乗っ取ったクーデター軍を蹴散らしてくれる話ではないんだね?」

「そんなロボットは出てこない。ロペットは超絶的な力を持っているが人形を探しているじいさんである」

「人形なんだね?」

「そう。自分の人形だけが重要なじいさん」

「では、メカの話をしてくれ。登場する艦船の名前を教えてくれ」

「登場する主要艦船の名前を列挙しよう。ただし、既に沈んでしまった艦も名前が出てくるものは含む」

  • NJS-CA7高尾 (重巡洋艦)
  • NJS-CA17陣馬 (重巡洋艦。高尾の影武者として建造された同一仕様艦。ただしMコーティングはない分だけ性能で劣る)
  • NJS-CA909橿原 (特務巡洋艦)
  • NJS-AGSR1イザナギ (イザナギ級科学調査艦1番艦。艦長牧野あんこ)
  • NJS-AGSR2イザナミ (イザナギ級科学調査艦2番艦。艦長臼崎羽子)
  • ストロンボリ
  • クリケット・ロペット(クリケットR)
  • M2フラッシュ

「イザナギはサンクチュアリで自沈しちゃったからもう沈んだ艦なのだね。出番も無いわけだね」

「意外と出番あるかもよ」

「えっ?」

「詳しくは読んでのお楽しみ」

表紙 新日本宇宙軍重巡洋艦『高尾』15: 追撃! 反乱巡洋艦高尾

宇宙重巡洋艦高尾始末記: 辺境艦隊シリーズ合本 §

「合本にも15巻の分を収録した。奥付が3.08なら改訂版だ」

合本表紙 宇宙重巡洋艦高尾始末記: 辺境艦隊シリーズ合本

「今回は15巻だけでなく【宇宙重巡洋艦高尾始末記特別収録短編・エスコート艦宇宙駆逐艦島月】も特別収録した。これを読めるのは合本だけ」

「どんな話なの?」

「NJS-CA7高尾が進宙して艤装ステーションに移動するまでの先導を行った駆逐艦の話だ」

「なぜそんなものを書いたの?」

「【始末記】を【島月】と読めば駆逐艦の名前っぽい、ということに気付いたから、駆逐艦島月を主役にした短編を書こうと思ったのだ」

「だから始末記にしか収録されていないんだね?」

「そういうことだ」

「しかし、どんな話になるんだい?」

「高尾の進宙を見守っている島月艦長と副長が会話をする。そこで、高尾から不審な電波が出たことが分かる。そこで、テロリストかクーデターを企むどこかの勢力かと緊張が走るわけだ」

「それで何が起こるんだい?」

「それは読んでのお楽しみだ」

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