イナビカリ修練場 §
イナビカリ修練場は、湾曲した屋根の感じが掩体壕に似ていますよね。掩体壕なら入口はこんなに小さいはずはありませんが、あとから埋めたということも考えられます。
しかし、これは入口で、地下にいろいろ施設がありそうですね。
ですが、サッカーのためのこれだけの施設を建設したとは考えられません。
もともと空洞は存在したと考えるべきでしょう。
掩体壕が入口ならば地下の空洞はなんだ? §
入口が掩体壕だとすれば、地下の空洞は推定可能です。
掩体壕とセットで掘られた穴はこれしか考えられません。
防空壕です。
つまり、旧日本軍の航空基地の跡地に雷門中は建設されたという仮設が成立します。
新監督を探せ!じゃなくて新候補地を探せ! §
そうなってくると、雷門中の所在地はある程度候補地が絞り込めそうです。
- 東京附近っぽい
- 掩体壕があった旧日本軍の航空基地の存在
- 今は学校になっている
- 近くに河川敷のサッカー場がある大河
筆者が知る限りこの条件に該当するのは調布基地です。
調布基地は、現在の調布飛行場です。
かなり広範囲に掩体壕が残っています。
飛行機を秘匿するためにかなり広範囲に掩体壕を作って飛行機を隠していました。
そして敷地の一部は既に民間利用されていて、学校になっている場所もあります。
大河は多摩川でしょう。
河川敷にサッカー場があるかははっきりしませんが、野球場なら一杯あります。
河川敷のサッカー場から見える橋のモデルは多摩川原橋でしょう。
この橋はアーチ橋ではありませんが、手前の水道橋がアーチ橋です。ここにイナズママークが入れば雰囲気はそっくりです。
雷門町調布説 §
というわけで、【雷門町は調布がモデル説】です。
調布だとすれば、以下の2つの条件も満たせます。
- 市街地だがそれほど都心というわけではない。
- 鉄塔広場に見られるような高い高低差が存在する。
雷雷軒のような店があってもおかしくない街。それが調布です。
ただ、丘の上の鉄塔/変電所は調布付近には知らないのですよね。
そこは難点です。
雷門中の歴史仮説 §
- 旧日本軍が航空基地を建設
- 敗戦
- 進駐軍が接収
- 日本に対して返還
- 跡地の一部に雷門中が来る (新設か移転かは分からない)
- 雷門中の敷地内に掩体壕と防空壕があったので、これは倉庫等に使えると思って補強、整備
- 施設の拡充に従い、掩体壕と防空壕は使われなくなった
- 円堂大介、使用されていない掩体壕と防空壕を発見。練習機材を持ち込んでイナビカリ修練場に仕立て直す
- 伝説のイナズマイレブンの悲劇が起こる
- イナビカリ修練場は忘れ去られる
- 雷門夏未、イナビカリ修練場を再発見する
なぜこの仮説を肯定できるのか §
イナズマイレブンに古い話はほとんど出て来ませんが、実は同じレベル5の妖怪ウォッチの特に劇場版になると古い話が続々と出て来て、真面目に【歴史もの】として楽しめます。
実際、こんな背景はなかなか良いものですよ。高い建物がなくて遠くの山並みが見えてしまう当時の空気感が描かれています。
レベル5のゲームでいうと、【怪獣がでる金曜日】などもまさに昭和30年代ものです。紺とオレンジのツートンカラーの小田急が走っているようなゲームです。
それを考えると、レベル5の誰か(日野晃博さんか?)は歴史マニア、特に近現代史のマニアで、割と歴史的背景を踏まえた設定作りが行われているのではないかと推定します。