火星の地底世界の古代王国第1巻 火星の地底世界の将棋人間: 誕生! 無敵戦士と究極美少女
「これは続きものなのかい?」
「火星の地底世界の古代王国シリーズの第1巻である」
「火星の地底世界バルシダーとは何か関係があるのかい?」
小説・火星の地底世界バルシダー
「同じ世界観を持った別人の物語である。ストーリーも関係ない。前作を読んでいる必要は全くないので、安心して火星の地底世界の将棋人間を読み始めて頂きたい」
「何かつながりはないの?」
「ある。幾人か共通の登場人物が出てくる」
「たとえば?」
「イーネマスの世界に行って最初に面倒を見てくれるのは今回もやはりオタガンである。他にも何人か共通の登場人物がいるけれど、主要登場人物はみんな新規のキャラだな。安心して読み始めて良い」
「それで、古代王国って何?」
「最も古き王国アンシェのことだ。第1巻は冒険に旅立つまでの物語だが、その後で主人公のラマはアンシェを奪取してラマ王朝を打ち立て中央大陸ケトス統一に乗り出すのだ」
「おいおい。それはネタバレだろう」
「実はそこまでのことは既に出版済みの本の中に書かれているのだよ」
「えー」
「ネタバレにはあたらぬ。安心せい」
「主人公はラマさん? どんな人?」
「将棋が得意な冴えたプログラマが最強の格闘キャラの身体を得た、まさに頭脳も肉体も最強の主人公。プログ・ラマ君だ」
「じゃあさ。今回もTSF要素はあるかい? つまり、美少女になった男のエッチな冒険の要素はあるのかい?」
「ある。相棒は、格闘道場の師範だった男がセクシー美女の肉体を得た最強美少女。ついでに言えば、一緒にイーネマス世界に行った四人のうち三人が女になることを選んでハーレム状態。ウハウハ。しかも、あとから現地で二名のヒロインを追加予定。計五名の美少女に担がれてラマ君が敵をなぎ倒して中央大陸ケトス統一を目指す」
「それじゃ敵無しじゃないか」
「そうでもない。筋肉で倒せない敵も多い。そもそも最強の格闘キャラだろうと、一人で国家を相手にできると思うのは間違っているぞ」
「じゃあどうするんだ?」
「国家を乗っ取って軍隊を指揮するんだ」
「第1巻では話がどこまで進むんだい?」
「国家を乗っ取るヒントを与えられるところまで」
「先は長いね」
「長いぞ。全9巻予定だ」
火星の地底世界の古代王国第1巻 火星の地底世界の将棋人間: 誕生! 無敵戦士と究極美少女
補足 §
「ちなみに、イーネマスで行われている将棋はイーネマス式将棋で、コマもルールが異なる。だから、棒銀や中飛車などは出てこない」
「銀や飛車はコマとしては存在しないわけだね」
「ついでに言うと、コマとルールの詳細の設定はないので、好きなように空想してくれたまえ」
「なぜ設定がないの?」
「それはもう、主人公の目標は将棋チャンピオンではないからだ」
「表紙の英題にあるShogimenって将棋をする人?」
「そういう意図だ」
「manじゃなくてmenになっていて、複数形なのはなぜ? そもそも作中の主人公のあだ名は将棋マンでしょ?」
「将棋をする人は主人公だけでなく複数登場するからさ」
「だからタイトルはShogimenで複数だけど、主人公のあだ名は将棋マンで単数なんだね」
「将棋をする人は複数出てくるが、主人公は一人しか出てこない」