玉川上水第2公園の横の道で、覚蔵寺の裏手の辺り、土地が高くなっている場所があります。ここから西に下ったところから、実は僅かな上り坂になっていて、ここが微凹地であることに気付きました。玉川上水建設前の水路の痕跡という可能性があります。
これを起点に考えると、魚屋路下高井戸店の駐車場横が水路跡という説があること、
ずっと北側で五月荘2号棟のあたりに水路跡疑惑があったことを加味して、以下のような水路が存在した可能性が浮上してきました。
根拠は【疑惑のあった場所が3箇所とても綺麗な線で繋がる】以外にありませんが。
この仮説を是とする以下のように言えます。
- 本来の水源地は覚蔵寺のあたりだろう。ここから北に流れていたが玉川上水の建設で切られたと思われる
- D点で神田川支流(仮称下高井戸川)に合流していたと思われるが、このあたり(五月荘2号棟及びその北側)も湿地だったのではないか
- 玉川上水の建設後は、北沢分水の水を南に流す経路の一つとして玉川上水以南の経路が使われたのではないか
- 逆にA点より南はさっぱり分からない。甲州街道の拡幅や急速な宅地化で痕跡が残っていない。覚蔵寺も土地を盛って墓地にしている感じなので、昔の地形はあまり残っていない感じ。高井戸三小の東側も坂がなだらかすぎるので、土地の高さをいじっている可能性がある